全地で宣べ伝えて教える
オセアニア
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国や地域 29
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人口 4064万2855人
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伝道者 9万8353人
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聖書研究 6万6022件
勇気を出して知らせた
12歳の少女エミリーはオーストラリアに住んでいます。ある日,学校の先生がクラスの皆に,良い友達を選ぶことの大切さについて話しました。エミリーはそれを聴いて,先生に,「本当の友達とは?」というホワイトボード・アニメのビデオを見せました。後に先生がそれをクラスの皆に見せたところ,生徒たちはそのビデオにくぎづけになりました。それから1時間, 皆で話し合いました。先生は他の幾つかのクラスにもそのビデオを見せました。そのあとエミリーは先生とクラスメートにjw.orgを紹介しました。こう言っています。「エホバが勇気を与えてくださったので,何百人もの生徒がこのウェブサイトのことを知るようになりました。エホバは本当に祝福してくださいました」。
遠隔の地での見本市
伝道者5人が,東ティモールのスアイで開かれる見本市に文書スタンドを出すため,でこぼこした山道を9時間歩いて行きました。そのスタンドに立ち寄った人たちは,地元の12の言語で出版されている聖書文書を目にして,びっくりしました。それら12の言語のほとんどは,印刷物が全くないか,あってもわずかな言語だからです。一人の女性は,ある冊子のタイトルを見て,「ブナク語だわ!」と声を挙げました。自分の母語の文書を読むのは,それが初めてだったのです。伝道者たちは,わずか4日間で文書を4571冊配布し,多くの人から家に訪ねて来てほしいと言われました。関心を示した人々の大多数は,それまで一度もエホバの証人に会ったことのない人でした。子どもたちは床に座って,「エホバの友になろう」シリーズのテトゥン・ディリ語のビデオを何時間も見ていました。中には,そのシリーズの歌の歌詞を暗記して,楽しそうに歌う子たちもいました。
「これこそ学生たちに必要なもの」
宣教者のブライアンとロクサーヌは,パラオ島の大学の構内に文書カートを置く許可を申請しました。学長に会って,公の証言に関するjw.orgのビデオを見せ,カートに展示する予定の文書のサンプルも幾つか渡しました。すると,「学生部長と相談してください」と言われました。その面談が終わると,今度はさらに学部長と面談するようにと言われました。
ブライアンはこう述べています。「学部長とは良い話し合いができましたが,また学長室に戻され,学長室では文書カートを置く許可申請の手紙を書くよう指示されました。わたしたちは,はぐらかされているように思え,気落ちしましたが,とりあえず手紙を書きました」。
ブライアンとロクサーヌは,手紙で申請するだけでなく,学部長にもう一度お願いしに行きましたが,絶対に断わられると思っていました。ブライアンはこう語っています。「わたしたちは本当に驚きました。学部長は,『いただいた本を何冊か読ませ
てもらいました。素晴らしい内容だと思います』と言い,『これこそ学生たちに必要なものです』とも言ったのです」。もちろん,許可は下りました。ブライアンはさらにこう述べています。「そのあと学生部長が,寮にいる学生たちは日曜日には各自行きたい教会へ車で送ってもらえるので,『彼らがあなたたちの教会に行きたいのなら,連れて行きますよ』と言いました。ロクサーヌとわたしは言葉を失いました。申請を拒絶されるどころか,学生たちを王国会館へ送って行くとまで言われたからです」。
ブライアンとロクサーヌは,大学の構内に文書カートを置いた最初の日,書籍を65冊,雑誌を8冊,ブロシュアーを11冊配布しました。学生たちとよく話し合うこともできました。学部長も学生部長も二人に,また来るよう勧めました。
買い物客がわたしたちのビデオを見る
ソロモン諸島のベテル家族の一員であるリプソンが,午前の伝道活動を終えてベテルに戻る道を歩いていた時のことです。ある店の中から王国の歌が聞こえてきました。どうしてだろうと思い,その店に入ってみると,なんと子どもや大人が群がって,「エホバの友になろう」シリーズの1つ,「永遠の命 ― ついに!」という55番の歌のビデオをテレビ画面で見ていました。その歌が終わると店主は,「見てもらいたいビデオがもう1つあるんだ」と言い,「ぬすむのは わるいこと」というアニメを上映しました。そして,このビデオが終わると皆に,『万引きしてはいけないよ』と忠告したのです。
そのビデオの上映中に,ほかにも多くの客が店に来ていたので,店主はそれらの人に,「皆さん,わたしの好きな歌を聞い聖書を学ぶべきなのはなぜですか」と「聖書レッスンのご案内」のビデオを見せました。
てください」と言って,再び55番の歌を流しました。そして次に,ソロモン諸島ピジン語の「ソロモン諸島の住民のうち,インターネットを使っている人はほとんどいません。費用がかかるうえに利便性もあまりないからです。ところが,エホバの証人ではないその店主が,店に来る人々にわたしたちのビデオを見せることにより,真理の種をまく手助けをしてくれているのです。
その本の中に神のお名前を見つけた
ニューカレドニアの首都ヌーメアの一角で,一組の若い夫婦が,毎週月曜日,移動式文書カートを置いて奉仕しています。ある日,一人の女性が恥ずかしそうにカートに近づいて来て,何も聖書は実際に何を教えていますか」の本を持って行きました。それから30分後,その女性が手に本を持って戻って来て,「ほら,これ!」と言い,本を開いてエホバの名を指差しながら,こう言いました。「神様のお名前! わたし,神様について本当のことを知りたくて,何週間も図書館で探していたの。でも,この本を取って,わたしの車に乗って,本を開いたら,目に飛び込んできたのがエホバという神様のお名前だったの。それで,戻ってお礼を言わなきゃ,と思ったんです」。その夫婦はこの女性と楽しく話をし,『聖書の教え』の本の付録にある「神のお名前 ― それを用いることとその意味」という項目に注意を向けました。するとこの女性は,こう言いました。「最初は図書館で調べたいと思っていたけど,これからは毎週月曜日にこのカートの所に来ればいいのね」。
言わずに「