2021年4月21日
ミャンマー
2021年記念式の報告 ミャンマー
政情不安の中,電話を使って行われた記念式
2021年2月以降,ミャンマーでは政情不安が続いています。記念式前の数週間にも,国内の各地で武力衝突が起きました。そのため,5102人の伝道者の多くがインターネットにアクセスできなくなり,電話を使って記念式の話を聞くことにしました。
記念式当日,ある都市では激しい銃撃が起きました。兵士たちは家を次々と捜索し,抗議デモの参加者たちを捕まえようとしていました。こういう状況の中で,「平静を保ち,[エホバを]信頼する」というイザヤ 30章15節の年句が兄弟たちの支えになりました。兄弟たちは家の中に隠れ,照明を暗くして声を潜め,無事に記念式を行うことができました。難しい状況の中でも,この会衆の記念式の出席者数は過去最高を記録しました。その大半の人たちは電話を使って記念式に出席しました。
ミャンマー国内で合計1万1877人が記念式に出席しました。2019年の最高出席者数よりも14パーセント近い増加でした。
インターネットにアクセスできた2人の姉妹が,電子機器で記念式の話を視聴している。スピーカーから音声を流し,兄弟姉妹が電話を通して聞けるようにしている。
天のお父さんエホバは,ミャンマーの兄弟たちが政情不安の中でも記念式を行おうと努力したのを見て,喜んでいるに違いありません。(格言 27:11)

