2025年7月14日
アルバニア
アルバニアのベラトに新しく建設されたエホバの証人の王国会館。右上: 献堂式の様子。合計338人の兄弟姉妹が出席した。
アルバニアでベテル敷地外に建てられた初めての王国会館が献堂される
2025年5月18日,アルバニア支部委員会のアルベン・バシリ兄弟がアルバニアで支部の敷地外に建設された初めての王国会館を献堂しました。ベラト市で行われた歴史的な献堂式には,合計338人の兄弟姉妹が出席しました。
エホバの証人は1992年5月に,アルバニアで法的に認可されました。しかし,いろいろな問題があり,崇拝の場所を建設することができませんでした。王国会館を建てるための土地を購入したり必要な法的書類を取得したりするのが難しかったからです。そのためアルバニアでは,購入した建物を改装して使用している会衆もありましたが,ほとんどの会衆は借りた施設で集会を開いていました。その間,兄弟たちは候補となる土地を一生懸命探し続けました。そしてついに,支部事務所から南に約90キロ離れたベラト市に適切な土地を見つけました。幾つもの法的な問題を乗り越え,その土地を購入することができました。兄弟たちは新しい王国会館を一から建てることになり,大喜びしました。
アルバニアの多くの兄弟姉妹にとって,ベラトの王国会館建設はエホバの証人の建設プロジェクトに参加する初めての機会だった。
ベラトの4つの会衆には370人以上の兄弟姉妹がいて,その多くが建設を手伝いたいと申し出ました。さらに,ほかの地域の兄弟姉妹もプロジェクトに喜んで協力しました。例えば,1時間ほど離れた場所に住んでいるブレリム兄弟と妻のベラ姉妹は,初めて王国会館の建設プロジェクトに参加でき,とても喜びました。2人はこう言います。「正規開拓者として,私たちはシンプルな生活をするよう心掛けているので,参加するだけの金銭的余裕があるか不安でした。それで,自分たちの状況についてエホバに祈りました。すると驚いたことに,プロジェクト期間中,毎週市場で果物や野菜が十分売れて,費用を賄うことができました。王国会館建設に参加しながらエホバの支えをはっきりと感じることができ,本当にうれしかったです」。
献堂式に参加した幸せそうな兄弟姉妹の集合写真
この新たに建設された美しい王国会館によって,エホバが「たたえられ,賛美され」ることになります。このことをアルバニアの兄弟姉妹と一緒に,エホバに心から感謝したいと思います。(フィリピ 1:11)