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聖書に出てくる数字にはどんな意味がありますか。数秘術は聖書に沿っていますか

聖書の答え

 聖書に出てくる数字は大抵,文字どおりの意味に取ることができますが,象徴として用いられている場合もあります。象徴として用いられているかどうかは普通,文脈から分かります。象徴的な意味で数字が用いられている例には,以下のようなものがあります。

  •   1 一致を意味します。例えば,イエスは,追随者たちが「みな一つにな」ることを神に祈り求め,「父よ,あなたがわたしと結びついておられ,わたしがあなたと結びついているように」と述べました。―ヨハネ 17:21。マタイ 19:6

  •   2 法的な場面で,証人が二人いると,ある事柄が真実であると確証されます。(申命記 17:6)同じように,何らかの幻や言葉が繰り返されると,その物事が確かで真実であることが保証されます。例えば,ヨセフはエジプトのファラオの見た夢を解き明かした時,こう言いました。「この夢がファラオに度繰り返されたということは,それがまことの神の側において堅く定められたという意味……です」。(創世記 41:32)また,メディア-ペルシャ帝国について預言者ダニエルに告げられたように,「本の角」は二重の支配を表わします。―ダニエル 8:20,21。啓示 13:11

  •   3 証人が三人いると,ある事柄の真実さが確実に証明されるのと同じように,三度の繰り返しは物事の確実な立証や強調を意味するようです。―エゼキエル 21:27。使徒 10:9-16。啓示 4:8; 8:13

  •   4 形や機能の完全さを表わします。「地の隅」といった表現がその例です。―啓示 7:1; 21:16。イザヤ 11:12

  •   6 完全さを表わすことのある7より1つ少ない6は,不完全なものや神の敵と関連するものを指します。―歴代第一 20:6。ダニエル 3:1。啓示 13:18

  •   7 完全さという概念を表わすのに用いられることがよくあります。例えば,イスラエル人は神から,エリコの周りを7日のあいだ毎日行進し,7日目には7回行進するよう命じられました。(ヨシュア 6:15)聖書には,7という数字がそのように用いられている例はほかにもたくさんあります。(レビ記 4:6; 25:8; 26:18。詩編 119:164。啓示 1:20; 13:1; 17:10)イエスがペテロに「七回までではなく,七十七回まで」許すべきだと告げて,「七」を繰り返したのは,「際限なく」という考えを伝えるためでした。―マタイ 18:21,22

  •   10 物事の全体性や総計を指します。―出エジプト記 34:28。ルカ 19:13。啓示 2:10

  •   12 神の完全な取り決めを表わしているようです。例えば,使徒ヨハネに与えられた天の幻に出てくる都市には,「十二の土台石があり,それには……十二使徒の十二の名」がありました。(啓示 21:14。創世記 49:28)12の倍数も同様の意味を持つことがあります。―啓示 4:4; 7:4-8

  •   40 幾つかの裁きや罰の期間が40という数字と結びつけられています。―創世記 7:4。エゼキエル 29:11,12

数秘術とゲマトリア

 聖書中の数字のこうした象徴的な意味は,数秘術とは異なります。数秘術は,数字そのものや数字の組み合わせや合計数に神秘的な意味を見いだそうとすることです。例えば,ユダヤ教のカバラ主義者はゲマトリアという方法を用いてヘブライ語聖書を分析し,文字に数字を対応させ,それをもとに暗号を見つけようとしてきました。数秘術は占いの一種で,神は占いを非としておられます。―申命記 18:10-12