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家族のために | 子育て

親だからできること

 知っておくとよいこと

 ある文化圏では,子供は親と強い絆で結ばれていて,親にアドバイスを求めます。その一方で,親ではなく友達にアドバイスを求める傾向が強い文化圏もあります。

 後者の場合,親の威厳はなくなりつつあります。実際,子供が10代になると,言うことを聞かなくなったと親は感じるかもしれません。それもそのはずです。子供が友達とかなり長い時間を過ごしていれば,親からではなく友達に教えてもらっていると思えるのも無理のないことです。

 子供たち同士のつながりが強くなる一方で,親とのつながりが薄くなってしまうのはどうしてでしょうか。その理由を考えてみましょう。

  •   学校。 1日の大半を友達と一緒に過ごすので,いっそう親しくなり,親よりも友達からの評価を重視するようになるかもしれません。10代に入ると,なおさらそうなります。

    子供は学校の友達よりも,親に従うことの大切さを知る必要がある。

  •   一緒にいる時間が少ない。 親が働いているため,子供が家に帰っても誰もいないという状況が多く見られます。

  •   ティーンカルチャー。 若者たちは思春期を迎える前から独自のティーンカルチャーにさらされ,服装や話し方,行動パターンなどで影響を受けます。彼らにとって,親よりも友達にどう見られているかが重要です。

  •   マーケティングのターゲットになっている。 若者は企業にとって格好のターゲットとなっており,若者向けの商品やエンターテインメントが多く提供されています。そのことで拍車が掛かり,親とのジェネレーション・ギャップは大きくなっています。ロバート・エプスタイン博士は,「ティーンカルチャーがなくなったら,数十億ドル規模の産業があっという間につぶれるだろう」と書いています。 *

 何ができるか

  •   子供とのつながりを強く保つ

     聖書の言葉 「私が今日命じるこれらの言葉があなたの心に入っていなければなりません。あなたはその言葉を自分の子にしっかり教え,家で座るときも,道を歩くときも,寝るときも,起きるときもそれについて話さなければなりません」。(申命 6:6,7

     友達はお子さんと仲良くはできても,親の代わりにはなれません。次のことを忘れないでください。専門家によれば,大半の子供は10代になっても親を尊敬しており,親を喜ばせたいと思っています。子供との強い絆を保つなら,お子さんは友達よりも親の言うことを聞くようになります。

     「子供と時間を過ごすことが必要です。料理や掃除,時には宿題など普段の活動を一緒にします。ゲームをしたり,映画やテレビを見たりして,楽しい時間を一緒に過ごすことも大事です。“クオリティータイム”を時々取れば大丈夫だとは考えないでください。十分な時間をかけるなら,子供との強い絆を築けます」。ロレイン

  •   子供を友達任せにしない

     聖書の言葉 「愚かさが子供の心に深く根差している」。(格言 22:15,脚注)

     子供にたくさんの友達がいれば,それで満足する親もいます。でも,次のことを忘れないでください。子供は同世代の友達だけでなく,幅広い年齢層の人と知り合うことで,多くのことを学びます。子供はアドバイスや指導を必要としています。それを与えられる一番の存在は,友達ではなく,子供を思う親なのです。

     「子供の友達もある程度の事は知っています。でも,人生経験や知恵はないので,最善のアドバイスができるわけではありません。若者が親に助けを求めるなら,年齢に応じた判断力を身に付け,成長を遂げることができます」。ナディア

  •   良いアドバイザーになる

     聖書の言葉 「賢い人たちと共に歩むと賢くな[る]」。(格言 13:20

     お子さんが成長していく上で,あなたと一緒に時間を過ごすことにはたくさんのメリットがあります。お子さんの良いロールモデルになってください。

     「子供にとって一番のロールモデルは親だと思います。親に敬意を払うように教えられた子供は,親のような大人になりたいと思うようになります」。キャサリン

^ 7節 「ティーン2.0 多難な思春期に子供と家族を守る」(英語)という本からの引用。