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エホバの証人

日本語

「ものみの塔」  |  2012年10月

 神​に​近づく

「日を経た方が座られた」

「日を経た方が座られた」

「いまだ​神​を​見​た​人​は​い​ない」と​聖書​は​述べ​て​い​ます。(ヨハネ 1:18)神​の​姿​は​あまりに​も​栄光​に​輝い​て​いる​ため,生身​の​体​で​神​を​見​て​なお​生き​て​い​られる​者​は​い​ませ​ん。(出エジプト​記 33:20)と​は​いえ,記録​に​よれ​ば,エホバ​が​特定​の​人​に​天​の​幻​を​お見せ​に​なっ​た​こと​は​何​度​か​あり​ます。預言​者​ダニエル​は​その​一​人​で​あり,幻​の​中​で​神​を​見​て,畏敬​の​念​に​満たさ​れ​た​に​違いあり​ませ​ん。わたしたち​も,その​記述​を​読め​ば​畏敬​の​念​に​満たさ​れる​はず​です。ダニエル​は​どの​よう​に​描写​し​て​いる​でしょ​う​か。 * ダニエル 7:9,10​を​読ん​で​ください。

「日​を​経​た​方」。ダニエル​だけ​が​用い​て​いる「日​を​経​た​方」と​いう​称号​は,「日​に​おい​て​高齢​の(または,老齢​の)者」と​いう​意味​です。(ダニエル 7:9,13,22)エホバ​は​どれ​ほど​高齢​な​の​でしょ​う​か。「とこしえ​の​王」な​の​で,永遠​の​過去​から​存在​し,永遠​の​未来​まで​存在​さ​れ​ます。(テモテ​第​一 1:17。ユダ 25)とこしえ​の​存在​な​の​で,その​知恵​も​無限​です。聖書​に​よれ​ば,年齢​に​伴っ​て​知恵​も​増し加わる​から​です。(ヨブ 12:12)もちろん,とこしえ​に​存在​する​と​いう​概念​は,人間​の​限界​の​ある​知能​で​は​理解​し​難い​もの​です。実​の​ところ,比類​の​ない​英知​を​持つ​神​を​十分​に​理解​できる​など​と​思う​べき​で​は​ない​でしょ​う。―ローマ 11:33,34

日​を​経​た​方​が「座ら​れ​た」と​あり​ます。何​の​ため​でしょ​う​か。その​文脈​に​は「法廷」と​か「裁き」と​いっ​た​語​が​用い​られ​て​おり,それ​が​手がかり​と​なり​ます。(ダニエル 7:10,22,26)この​幻​の​中​で​エホバ​は,裁き主​と​し​て​座っ​て​おら​れる​の​です。裁か​れる​の​は,幻​の​前半​で​野獣​と​し​て​描か​れ​て​いる,地​の​諸​国民​です。 *ダニエル 7:1‐8)エホバ​は​どの​よう​な​裁き主​でしょ​う​か。

「その​衣服​は​雪​の​よう​に​白く,その​頭​の​毛​は​清らか​な​羊毛​の​よう​で​あっ​た」。白​は,義​と​浄さ​の​象徴​です。天然​の​羊毛​の​色​は,白​です。ですから,頭髪​が​羊毛​の​よう​で​ある​と​は,白髪​と​いう​こと​です。ダニエル​の​見​た​もの ― 雪​の​よう​に​白く​て​長い​衣​を​まとっ​た​白髪​の​裁き主​の​姿 ― を​思い浮かべ​て​み​て​ください。そう​し​た​絵画​的​表現​から,エホバ​の​裁き​が​義​に​かなっ​た​賢明​な​もの​で​ある​こと​を​確信​でき​ます。エホバ​は,わたしたち​が​心底​から​信頼​し​尊敬​できる​裁き主​な​の​です。

エホバ​は,わたしたち​が​心底​から​信頼​し​尊敬​できる​裁き主​です

「その​方​に​仕え​て​いる​者​は​千​の​数千,その​方​の​すぐ​前​に​立っ​て​いる​者​は​一万​の​一万​倍​い​た」。天​で​仕え​て​いる​それら​の​者​は​だれ​でしょ​う​か。聖書​で​は​天使​が「[神​に]仕える​者​たち」と​呼ば​れ​て​い​ます。(詩編 104:4)幾億​に​も​上る​と​思わ​れる,神​の​使い​たち​が,忙しく​神​の『み言葉​を​行ない,ご意志​を​行なっ​て』いる​の​です。(詩編 103:20,21)その​こと​も,神​が​無限​の​知恵​を​持っ​て​おら​れる​こと​の​証拠​です。その​よう​な​膨大​な​天軍​を,計り知れない​ほど​長い​年月​に​わたっ​て,組織​さ​れ​た​状態​に​保ち,忙しく​任務​を​行なわ​せ​続ける​こと​の​できる​方​など,エホバ​を​おい​て​ほか​に​ない​の​です。

ダニエル​の​幻​に​つい​て​考える​と,日​を​経​た​方​エホバ​に​対する​確信​を​持て​ます。エホバ​の​裁き​は​義​に​かなっ​て​おり,その​知恵​は​信頼​でき​ます。どう​すれ​ば​この​全知​の​神​に​近づける​か,さらに​学ん​で​は​いかが​です​か。

10​月​の​聖書​通読​の​範囲:

ダニエル 4‐12​章ホセア 1‐14​章

^ 3節 ダニエル​は,神​を​実際​に​見​た​の​で​は​なく,神​から​脳裏​に​鮮明​な​映像​を​焼き付け​られ​た​の​です。その​ため,自分​の​見​た​事柄​を​描写​する​際,神​を​人間​の​よう​な​特徴​の​ある​方​と​し​て​描く​擬人​化​など,比喩​を​用い​まし​た。そう​し​た​絵画​的​表現​は,神​を​理解​する​助け​で​あり,文字どおり​に​取る​べき​もの​で​は​あり​ませ​ん。

^ 5節 この​幻​の​野獣​に​つい​て​は,エホバ​の​証人​の​発行​し​た「ダニエル​の​預言​に​注意​を​払い​なさい」と​いう​本​の​第​9​章​を​ご覧​ください。