内容へ

サブ・メニューへ

目次へ

エホバの証人

日本語

「ものみの塔」(研究用)  |  2018年1月

ご存じでしたか

ご存じでしたか

古代​イスラエル​に​おい​て,モーセ​の​律法​の​原則​は​日常​生活​の​法的​な​問題​を​解決​する​ため​に​適用​さ​れ​まし​た​か。

はい,適用​さ​れる​場合​が​あり​まし​た。1​つ​の​例​を​考え​ましょ​う。申命記 24​章​14,15​節​に​は​こう​あり​ます。「雇わ​れ​た​労働​者​で,困苦​に​ある​貧しい​者​から​だまし取っ​て​は​なら​ない。それ​が​あなた​の​兄弟​で​あっ​て​も,あるいは​あなた​の​土地……に​住む​外人​居留​者​で​あっ​て​も。……その​者​が​あなた​を​責め​て​エホバ​に​叫ぶ​こと​の​ない​ため​で​ある。それ​は​あなた​の​罪​と​なる​の​で​ある」。

農業​労働​者​の​訴え​が​記さ​れ​た​陶片

アシュドド​の​近く​で​発見​さ​れ​た​西暦​前​7​世紀​ごろ​の​陶片​に​は,その​よう​な​事例​が​記録​さ​れ​て​い​ます。これ​は,ある​労働​者​の​ため​に​書か​れ​た​もの​の​よう​です。その​労働​者​は,要求​量​の​穀物​を​運ば​なかっ​た​と​いう​こと​で​衣​を​奪わ​れ​まし​た。こう​あり​ます。「数​日​前,わたし[申立​人]は​作物​を​集め​た​後,ショバイ​の​子​ホシャヤフ​に​衣​を​奪わ​れ​まし​た。……炎天​下​で​一緒​に​収穫​を​し​て​い​た​仲間​は​皆……わたし​が​真実​を​語っ​て​いる​こと​を​証言​し​て​くれる​はず​です。わたし​は​何​の​罪​も​犯し​て​い​ませ​ん。……ご主人様,どうか​わたし​の​衣​を​取り返し​て​ください。それ​が​義務​だ​と​思わ​れ​ない​と​し​て​も,わたし​を​哀れ​に​思っ​て​助け​て​ください。あなた​の​僕​に​衣​が​ない​の​に,黙っ​た​まま​で​は​い​ない​で​ください」。

この​訴え​に​つい​て,歴史​学​者​の​サイモン​・​シャーマ​は​こう​述べ​て​い​ます。「この​記録​から​分かる​の​は,1​人​の​労働​者​が[自分​の​衣​を]必死​に​取り返そ​う​と​し​た​と​いう​こと​だけ​で​は​ない。この​申立​人​は​聖書​の​律法​に​つい​て​知っ​て​い​た​よう​だ。貧しい​人​を​虐げる​こと​を​禁じる​レビ​記​と​申命記​の​命令​に​つい​て​知っ​て​い​た​と​思わ​れる」。