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エホバの証人

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神の王国は支配している!

 21​章

神の王国は敵たちを除き去る

神の王国は敵たちを除き去る

この​章​で​考える​こと

ハルマゲドン​の​戦い​まで​に​起きる​事柄

1,2. (イ)王​イエス​が​1914​年​以来,支配​し​て​いる​こと​を​示す,どんな​証拠​が​あり​ます​か。(ロ)この​章​で​は​どんな​こと​を​考え​ます​か。

この​本​を​通し​て,神​の​王国​が​敵​の​ただ中​で​行なっ​て​き​た​事柄​を​学び,信仰​が​大いに​強め​られ​まし​た。(詩 110:2)王​イエス​は,進ん​で​宣べ伝える​人々​の​一団​を​起こし​まし​た。追随​者​たち​を​霊的​に​も​道徳​的​に​も​精錬​し​清め​て​き​まし​た。王国​に​敵対​する​者​たち​は,わたしたち​を​分裂​さ​せ​よう​と​躍起​に​なっ​て​い​ます​が,現在​わたしたち​は​世界​的​な​一致​を​経験​し​て​い​ます。これら​を​はじめ​王国​が​成し遂げ​て​き​た​事柄​は​皆,1914​年​以来,王​イエス​が​王国​の​敵​の​ただ中​で​支配​し​て​いる​こと​の​紛れ​も​ない​証拠​です。

2 王国​は​近い​将来​に​も,驚く​べき​事柄​を​さらに​行ない​ます。王国​は「来」て,敵​たち​を「打ち砕い​て​終わらせ」ます。(マタ 6:10。ダニ 2:44)しかし​その​前​に,幾つ​か​の​重要​な​事柄​が​起き​ます。何​が​起きる​の​でしょ​う​か。聖書​の​幾つ​か​の​預言​から​答え​が​得​られ​ます。前途​に​控え​て​いる​事柄​を​知る​ため​に,それら​の​預言​を​調べ​て​み​ましょ​う。

「突然​の​滅び」に​先立つ​動き

3. わたしたち​が​待ち望ん​で​いる​最初​の​進展​は​何​です​か。

3 平和​に​関する​宣言。使徒​パウロ​は​テサロニケ​人​へ​の​手紙​の​中​で,最初​の​進展​に​つい​て​説明​し​まし​た。わたしたち​が​待ち望ん​で​いる​事柄​です。テサロニケ​第​一 5:2,3を​読む。)この​手紙​で​パウロ​は,「エホバ​の​日」に​言及​し​て​い​ます。その​日​は,「大いなる​バビロン」へ​の​攻撃​を​もっ​て​始まり​ます。(啓 17:5)しかし,エホバ​の​日​が​始まる​直前​に,諸​国家​は「平和​だ,安全​だ」と​いう​声​を​上げ​ます。この​表現​は​一つ​の​宣言​を​指す​の​か​も​しれ​ず,一連​の​際立っ​た​声明​を​指す​の​か​も​しれ​ませ​ん。宗教​指導​者​は​この​進展​に​かかわる​こと​に​なり​ます​か。彼ら​も​世​の​一部​な​の​で,諸​国家​と​共​に「平和​だ!」と​いう​声​を​上げる​可能​性​が​あり​ます。(エレ 6:14; 23:16,17。啓 17:1,2)平和​と​安全​に​関する​宣言​が​なさ​れる​こと​は,エホバ​の​日​が​今​に​も​始まる​合図​に​なり​ます。神​の​王国​の​敵​たち​は「決して​逃れ​られ​ませ​ん」。

4. 平和​と​安全​の​宣言​が​なさ​れる​と​いう​預言​の​意味​を​理解​する​こと​に​は,どんな​利点​が​あり​ます​か。

 4 この​預言​の​意味​を​理解​する​こと​に​は,どんな​利点​が​あり​ます​か。パウロ​は​こう​語っ​て​い​ます。「あなた方​は​闇​に​いる​の​で​は​あり​ませ​ん​から,盗人​たち​に​対する​よう​に,その​日​が​不意​に​あなた方​を​襲う​こと​は​あり​ませ​ん」。(テサ​一 5:3,4)わたしたち​は​多く​の​人々​と​は​異​なり,今​の​世界​が​どこ​に​向かっ​て​いる​か​を​識別​し​て​い​ます。では,平和​と​安全​に​関する​この​預言​は,実際​に​どの​よう​な​形​で​成就​する​の​でしょ​う​か。この​点​は,今後​の​世界​情勢​の​成り行き​を​見守ら​なけれ​ば​なり​ませ​ん。ですから,「目ざめ​て​い​て,冷静​さ​を​保ち​ましょ​う」。―テサ​一 5:6。ゼパ 3:8

大​患難​が​始まる

5. 「大​患難」の​最初​の​局面​と​なる​の​は​何​です​か。

5 宗教​に​対する​攻撃。パウロ​は​こう​書い​て​い​まし​た。「人々​が,『平和​だ,安全​だ』と​言っ​て​いる​その​時,突然​の​滅び​が,……彼ら​に​突如​と​し​て​臨み​ます」。稲妻​に​続い​て​雷鳴​が​とどろく​の​と​同じ​よう​に,「平和​だ,安全​だ」と​いう​声​が​上がる​と,突如​と​し​て「突然​の​滅び」が​生じ​ます。何​が​滅ぼさ​れる​の​でしょ​う​か。最初​に「大いなる​バビロン」,つまり​偽り​の​宗教​の​世界​帝国​が​滅ぼさ​れ​ます。それ​は「娼婦」と​も​呼ば​れ​て​い​ます。(啓 17:5,6,15)キリスト​教​世界​および​他​の​偽り​の​宗教​組織​の​滅び​は,「大​患難」の​最初​の​局面​と​なり​ます。(マタ 24:21。テサ​二 2:8)これ​は​多く​の​人​が​予想​だ​に​し​ない​事柄​です。その​時​まで​娼婦​は,自分​は「女王」で​あっ​て「嘆き​を​見る​こと​は​決して​ない」と​思っ​て​いる​から​です。しかし,そう​で​は​ない​こと​を​不意​に​思い知らさ​れ​ます。速やか​に,あたかも「一日​の​うち​に」除き去ら​れる​の​です。―啓 18:7,8

6. だれ,もしくは​何​が「大いなる​バビロン」を​攻撃​し​ます​か。

6 だれ,もしくは​何​が「大いなる​バビロン」を​攻撃​する​の​でしょ​う​か。「十​本​の​角」を​持つ「野獣」です。「啓示」の​書​が​示唆​する​ところ​に​よる​と,この​野獣​は​国際​連合​を​表わし​て​い​ます。十​本​の​角​は,この「緋色​の​野獣」を​支持​する​現在​の​政治​勢力​すべて​を​表わし​ます。(啓 17:3,5,11,12)その​攻撃​は​どれ​ほど​破壊​的​です​か。国連​に​加盟​する​諸​国家​は,娼婦​の​富​を​強奪​し,娼婦​を​むさぼり食い,「焼き尽くす」こと​に​なる​の​です。―啓示 17:16を​読む。 *

7. マタイ 24​章​21,22​節​の​イエス​の​言葉​は,1​世紀​に​どの​よう​に​成就​し​まし​た​か。将来,どの​よう​に​成就​し​ます​か。

7 その​日​は​短く​される。王​イエス​は,大​患難​の​この​時点​で​事態​が​どう​なる​か​を​明らか​に​し​て​い​ます。イエス​は,「選ば​れ​た​者​たち​の​ゆえに,その​日​は​短く​される」と​語り​まし​た。マタイ 24:21,22を​読む。)この​言葉​は,西暦​66​年​に​小​規模​に​成就​し​まし​た。エホバ​は​エルサレム​に​対する​ローマ​軍​の​攻撃​を「短く​され」まし​た。(マル 13:20)これ​に​より,エルサレム​と​ユダヤ​の​クリスチャン​は​救わ​れ​まし​た。では,来たる​べき​大​患難​の​時​に,世界​的​な​規模​で​事態​は​どう​なる​でしょ​う​か。エホバ​は,国際​連合​が​宗教​に​対し​て​行なう​攻撃​を​王​イエス​に​よっ​て「短く​され」,真​ の​宗教​が​偽り​の​宗教​と​一緒​に​滅ぼさ​れ​ない​よう​に​なさい​ます。したがって,偽り​の​宗教​組織​すべて​が​壊滅​する​時​に,ただ​一つ​の​真​の​宗教​だけ​が​存続​し​ます。(詩 96:5)こう​し​て​大​患難​の​最初​の​部分​は​終わり​ます。次​に​何​が​起きる​の​か,考え​て​み​ましょ​う。

ハルマゲドン​まで​に​起きる​事柄

8,9. イエス​は,どんな​現象​に​つい​て​述べ​て​い​た​可能​性​が​あり​ます​か。人々​は,見​た​事柄​に​どう​反応​し​ます​か。

8 終わり​の​日​に​関する​イエス​の​預言​は,ハルマゲドン​まで​の​期間​に​幾つ​か​の​重要​な​進展​が​見​られる​こと​を​示し​て​い​ます。これ​から​考える​出来事​の​うち,最初​の​2​つ​は​マタイ,マルコ,ルカ​の​福音​書​で​取り上げ​られ​て​い​ます。―マタイ 24:29‐31を​読む。マル 13:23‐27。ルカ 21:25‐28

9 天界​の​現象。イエス​は​こう​予告​し​て​い​ます。「太陽​は​暗く​なり,月​は​その​光​を​放た​ず,星​は​天​から​落ち……る​で​しょう」。その​時,人々​が​宗教​指導​者​たち​に​啓発​の​光​を​求める​こと​は​ない​でしょ​う。もはや​導き​を​与える​存在​と​は​見​られ​ない​から​です。イエス​の​この​言葉​は,天​に​超​自然​の​現象​が​起きる​と​いう​こと​も​示唆​し​て​いる​の​でしょ​う​か。そう​と​も​考え​られ​ます。(イザ 13:9‐11。ヨエ 2:1,30,31)では,人々​は​見​た​事柄​に​どう​反応​する​でしょ​う​か。「逃げ道​を​知ら​ない」ため​に「苦もん」し​ます。(ルカ 21:25。ゼパ 1:17)神​の​王国​の​敵​たち​は,「王​たち」から「奴隷」に​至る​まで,「臨も​う​と​する​事柄​へ​の​恐れ​と​予想​から​気​を​失い」,隠れ場所​を​求め​て​逃げ​ます。しかし,王​イエス​の​憤り​を​免れる​こと​の​できる​安全​な​場所​は​どこ​に​も​見つかり​ませ​ん。―ルカ 21:26; 23:30。啓 6:15‐17

10. イエス​は​どんな​裁き​を​宣告​し​ます​か。神​の​王国​を​支持​する​者​たち​と,王国​に​反対​する​者​たち​は,どの​よう​に​反応​し​ます​か。

10 裁き​の​宣告。神​の​王国​に​敵対​する​すべて​の​者​は​さらに,自分​たち​の​苦悩​を​増し加える​出来事​を​目撃​せ​ざる​を​得​なく​なり​ます。イエス​は​こう​述べ​て​い​ます。「人々​は,人​の​子​が​大いなる​力​と​栄光​を​伴い,雲​の​うち​に​あっ​て​来る​の​を​見る​でしょ​う」。(マル 13:26)この​超​自然​的​な​力​の​表明​は,イエス​が​裁き​を​宣告​する​ため​に​来​た​こと​を​示す​もの​です。イエス​は​終わり​の​日​に​関する​同じ​預言​の​別​の​箇所​で,その​時​に​宣告​さ​れる​裁き​に​つい​て​さらに​詳しく​述べ​て​い​ます。それ​は,羊​と​やぎ​に​関する​たとえ​話​の​中​で​示さ​れ​て​い​ます。マタイ 25:31‐33,46を​読む。)神​の​王国​を​忠節​に​支持​する​者​たち​は,「羊」と​し​て​裁か​れ​て「頭​を​上げ」ます。自分​たち​の「救出​が​近づい​て​いる」こと​を​悟る​から​です。(ルカ 21:28)しかし,王国​に​反対​する​者​たち​は「やぎ」と​し​て​裁か​れ,「嘆き​の​あまり​身​を​打ちたたき」ます。「永遠​の​切断」が​待ち受け​て​いる​こと​を​悟る​から​です。―マタ 24:30。啓 1:7

11. 将来​に​起きる​事柄​に​つい​て​考える​時,どんな​点​を​思い​に​留める​必要​が​あり​ます​か。

11 イエス​が「すべて​の​国​の​民」に​裁き​を​宣告​し​た​後​に​も,ハルマゲドン​ の​戦い​が​始まる​まで​に,幾つ​か​の​重要​な​事柄​が​起き​ます。(マタ 25:32)その​うち​2​つ​を​これ​から​考え​ます。ゴグ​に​よる​攻撃​と,油そそが​れ​た​者​たち​を​集める​こと​です。この​2​つ​の​事柄​を​考察​する​際​に​思い​に​留め​て​おく​べき​点​が​あり​ます。それ​は,神​の​言葉​は​それら​の​出来事​が​起きる​正確​な​時​を​明らか​に​し​て​は​い​ない,と​いう​こと​です。実際,この​2​つ​は​幾らか​重なり合う​もの​と​思わ​れ​ます。

12. サタン​は​王国​に​対し​て​どの​よう​に​総​攻撃​を​仕掛け​ます​か。

12 総​攻撃。マゴグ​の​ゴグ​は,油そそが​れ​た​者​の​うち​残っ​て​いる​者​たち​と,その​仲間​で​ある​ほか​の​羊​を​攻撃​し​ます。エゼキエル 38:2,11を​読む。)すでに​確立​さ​れ​て​いる​王国​支配​に​対する​この​攻撃​は,油そそが​れ​た​残り​の​者​に​対し​て​サタン​が​行なう​最後​の​戦い​と​なり​ます。サタン​は​天​から​追放​さ​れ​て​以来,その​者​たち​と​戦っ​て​き​まし​た。(啓 12:7‐9,17)とりわけ,油そそが​れ​た​者​たち​が​回復​さ​れ​た​クリスチャン​会衆​に​集め入れ​られる​よう​に​なっ​て​から,サタン​は​彼ら​の​霊的​繁栄​を​損なお​う​と​躍起​に​なっ​て​い​ます。それ​は​成功​し​て​い​ませ​ん。(マタ 13:30)しかし,偽り​の​宗教​組織​すべて​が​崩壊​し,神​の​民​が「城壁​も​なく……かんぬき​も​扉​も​ない」状態​で​住ん​で​いる​よう​に​見える​時,サタン​は​それ​を​絶好​の​機会​と​見​ます。配下​に​ある​邪悪​な​者​たち​を​駆り立て​て,王国​を​支持​する​人​たち​に​対する​総​攻撃​に​乗り出す​よう​仕向ける​の​です。

13. エホバ​は​ご自分​の​民​の​ため​に​どの​よう​に​介入​なさい​ます​か。

13 エゼキエル​は,何​が​起きる​か​を​説明​し​て​い​ます。ゴグ​に​関する​預言​に​は,こう​あり​ます。「あなた​は,必ず​あなた​の​場所​から,北​の​最果て​から​やっ​て​来る。あなた​と,あなた​と​共​に​い​て​すべて​馬​に​乗る​多く​の​民,大いなる​会衆,おびただしい​軍勢​と​は。そして​あなた​は​地​を​覆う​雲​の​よう​に,必ず​わたし​の​民……に​向かっ​て​攻め上っ​て​来る」。(エゼ 38:15,16)防げ​ない​よう​に​見える​この​侵攻​に​対し​て,エホバ​は​どう​なさる​の​でしょ​う​か。「わたし​の​激しい​怒り​が​わたし​の​鼻​の​中​に​上る」と​宣言​し,「わたし​は……剣​を​呼び起こ」す,と​述べ​て​おら​れ​ます。(エゼ 38:18,21。ゼカリヤ 2:8を​読む。)エホバ​は​地上​の​僕​たち​の​ため​に​介入​なさい​ます。その​介入​こそ​が​ハルマゲドン​の​戦い​です。

14,15. サタン​に​よる​総​攻撃​が​始まっ​た​後​の​ある​時点​で,どんな​こと​が​起き​ます​か。

14 ハルマゲドン​の​戦い​の​時​に​エホバ​が​ご自分​の​民​を​どの​よう​に​守ら​れる​か​を​考察​する​前​に,重要​な​もう​1​つ​の​出来事​に​つい​て​考え​ましょ​う。これ​は,サタン​に​よる​総​攻撃​が​始まっ​て​から,ハルマゲドン​に​おける​エホバ​の​介入​が​始まる​まで​の​ある​時点​で​起きる​事柄​です。11​節​で​触れ​た​よう​に,これ​は​油そそが​れ​た​者​の​うち​残っ​て​いる​人​を​集める​こと​です。

15 油そそが​れ​た​者​たち​を​集める。マタイ​も​マルコ​も,「選ば​れ​た​者​たち」,つまり​霊​に​よっ​て​油そそが​れ​た​クリスチャン​に​関する​イエス​の​言葉​を,ハルマゲドン​の​勃発​に​先立つ​一連​の​出来事​の​1​つ​と​し​て​記録​し​て​い​ ます。(7​節​を​参照。)イエス​は​王​と​し​て​の​自分​の​働き​に​言及​し,「その​時,彼​は​み使い​たち​を​遣わし,四方​の​風​から,地​の​果て​から​天​の​果て​まで,自分​の,選ば​れ​た​者​たち​を​集める​でしょ​う」と​語り​まし​た。(マル 13:27。マタ 24:31)ここ​で​イエス​は,どの​集める​行為​に​つい​て​述べ​て​い​た​の​でしょ​う​か。油そそが​れ​た​クリスチャン​の​残り​の​者​に​最終​的​な​証印​が​押さ​れる​こと​で​は​あり​ませ​ん。それ​は​大​患難​が​始まる​直前​に​起きる​事柄​です。(啓 7:1‐3)イエス​は​むしろ,来たる​べき​大​患難​の​時​に​起きる​事柄​に​つい​て​述べ​て​い​ます。したがって,おそらく​は​サタン​に​よる​神​の​民​に​対する​総​攻撃​が​始まっ​た​後​の​ある​時点​で,地上​に​まだ​残っ​て​いる​油そそが​れ​た​者​たち​は​天​に​集め​られる​でしょ​う。

16. 復活​し​た​油そそが​れ​た​者​たち​は,ハルマゲドン​の​戦い​に​どの​よう​に​加わり​ます​か。

16 油そそが​れ​た​残り​の​者​が​天​に​集め​られる​こと​と,その​次​に​起きる​事柄​で​ある​ハルマゲドン​に​は,どんな​関係​が​ある​でしょ​う​か。彼ら​が​集め​られる​時間​的​要素​に​照らし​て​みる​と,神​の​戦い​で​ある​ハルマゲドン​が​始まる​時点​で​は​油そそが​れ​た​者​全員​が​天​に​いる​こと​に​なり​ます。天​で,キリスト​の​共同​支配​者​で​ある​14万4,000​人​は,イエス​と​共​に「鉄​の​杖」を​振るう​権威​を​与え​られ​ます。その​杖​は,神​の​王国​の​敵​すべて​に​滅び​を​もたらす​もの​です。(啓 2:26,27)敵対​する「おびただしい​軍勢」が​エホバ​の​民​に​襲いかかろ​う​と​する​時​に,戦士​なる​王​キリスト​は,復活​し​た​油そそが​れ​た​者​たち​と​強力​な​み使い​たち​を​伴っ​て​その​軍勢​と​対決​し​ます。(エゼ 38:15)その​激しい​衝突​の​起きる​時​が,ハルマゲドン​の​戦い​な​の​です。―啓 16:16

大​患難​の​壮大​な​フィナーレ

ハルマゲドン​の​戦い​が​始まる!

17. ハルマゲドン​の​時​に「やぎ」は​どう​なり​ます​か。

17 裁き​の​執行。ハルマゲドン​の​戦い​は​大​患難​の​フィナーレ​と​なり​ます。その​時点​で,イエス​は​さらなる​務め​を​担い​ます。「すべて​の​国​の​民」の​裁き主​で​ある​だけ​で​なく,「やぎ」と​し​て​の​裁き​を​言い渡し​た​人々​すべて​に​対する​刑​執行​者​と​も​なる​の​です。(マタ 25:32,33)王​イエス​は「鋭く​て​長い​剣」で「諸​国民​を​討」ち​ます。やぎ​の​よう​な​人​は​皆,「王​たち」から「奴隷」に​至る​まで,「去っ​て​永遠​の​切断​に​入り」ます。―啓 19:15,18。マタ 25:46

18. (イ)「羊」から​成る​人々​の​形勢​は​どの​よう​に​変わり​ます​か。(ロ)イエス​は​どの​よう​に​し​て​征服​を​完了​し​ます​か。

18 イエス​から「羊」と​裁か​れ​た​人々​に​とっ​て,形勢​は​逆転​し​ます。一見​無​防備​な「羊」から​成る「大​群衆」は,「やぎ」から​成る​サタン​の​大群​に​踏みつぶさ​れ​そう​に​なり​ます​が,それら​敵​の​攻撃​を​生き延び,「大​患難​から​出​て​来る」の​です。(啓 7:9,14)イエス​は,神​の​王国​に​敵対​する​人々​すべて​を​征服​し​取り除い​た​後​に,サタン​と​悪霊​を​底知れ​ぬ​深み​に​投げ込み​ます。サタン​と​悪霊​は,死​の​よう​な​無​活動​の​状態​に​千​年​の​あいだ​留め置か​れ​ます。―啓示 6:2; 20:1‐3を​読む。

 今​から​何​が​できる​か

19,20. イザヤ 26​章​20​節​と​30​章​21​節​から​得​られる​教訓​を​どの​よう​に​適用​でき​ます​か。

19 前途​の​未曾有​の​事態​に​備え,今​から​何​が​できる​でしょ​う​か。以前​の「ものみの塔」誌​に​は,「生き残る​か​どう​か​は​従順​に​かかっ​て​い​ます」と​述べ​られ​て​い​まし​た。なぜ​そう​言える​の​でしょ​う​か。答え​は,エホバ​が​古代​バビロン​に​捕らわれ​て​い​た​ユダヤ​人​に​与え​た​警告​の​中​に​あり​ます。エホバ​は​バビロン​が​征服​さ​れる​こと​を​予告​し​た​際,神​の​民​が​その​時​に​何​を​す​べき​かも​お告げ​に​なり​まし​た。「行け,わたし​の​民​よ,あなた​の​奥​の​部屋​に​入り,あなた​の​後ろ​で​扉​を​閉じよ。糾弾​が​過ぎ行く​まで,ほんの​しばらく​の​間,身​を​隠せ」と​述べ​て​おら​れ​ます。(イザ 26:20)この​節​に​出​て​くる​指示​が​すべて,「行け」,「入り……閉じよ」,「隠せ」と​命令​に​なっ​て​いる​こと​に​注目​し​て​ください。これら​の​命令​に​留意​し​た​ユダヤ​人​は​家​の​中​に​とどまり,通り​に​いる​征服​軍​の​兵士​から​危害​を​加え​られ​ない​よう​に​し​た​こと​でしょ​う。ですから,生き残る​か​どう​か​は​エホバ​の​指示​に​対する​従順​に​かかっ​て​い​まし​た。 *

20 この​こと​から​わたしたち​は​何​を​学べ​ます​か。神​に​仕え​た​古代​の​ユダヤ​人​と​同様,今後​生じる​事態​を​わたしたち​が​生き延びる​か​どう​か​は​エホバ​の​指示​に​対する​従順​に​かかっ​て​いる​の​です。(イザ 30:21)エホバ​の​指示​は,会衆​と​いう​取り決め​を​通し​て​与え​られ​ます。それで,与え​られる​導き​に​心​から​従う​態度​を​身​に​つけ​ましょ​う。(ヨハ​一 5:3)今​そう​し​て​いる​なら,将来​に​おい​て​も​快く​従う​こと​が​でき,結果​と​し​て​父​エホバ​と​王​イエス​に​保護​し​て​いただけ​ます。(ゼパ 2:3)神​の​保護​を​受ける​なら,神​の​王国​が​敵​を​完全​に​取り除く​の​を​自分​の​目​で​見る​こと​が​できる​でしょ​う。その​出来事​は​本当​に​忘れ​がたい​もの​と​なる​の​です。

^ 6節 「大いなる​バビロン」の​滅び​は,主​と​し​て​宗教​機構​が​滅ぼさ​れる​こと​を​意味​し,宗教​と​かかわり​の​ある​人々​が​みな​殺害​さ​れる​こと​を​意味​する​わけ​で​は​ない,と​考える​の​が​妥当​でしょ​う。したがって,それ​まで​バビロン​を​支持​し​て​い​た​人々​の​大部分​は​その​滅び​を​生き延び,少なく​と​も​表向き​は,ゼカリヤ 13​章​4‐6​節​で​示唆​さ​れ​て​いる​とおり,宗教​から​遠ざかろ​う​と​する​もの​と​考え​られ​ます。

^ 19節 詳しく​は,「イザヤ​の​預言 ― 全​人類​の​ため​の​光 I」282‐283​ページ​を​参照。

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