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エホバの証人

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神の王国は支配している!

 3​章

エホバはご自分の目的を明らかにされる

エホバはご自分の目的を明らかにされる

この​章​で​考える​こと

エホバ​神​は​ご自分​の​目的​に​関する​理解​を​漸進​的​に​明らか​に​される。神​を​恐れる​人​たち​だけ​に​そう​さ​れる

1,2. エホバ​は​人類​に​対する​ご自分​の​目的​を​どの​よう​に​明らか​に​し​て​こら​れ​まし​た​か。

思いやり​の​ある​親​は,家族​の​こと​を​話し合う​時​に​子ども​も​同席​さ​せ​ます。と​は​いえ,どの​程度​の​情報​を​知らせる​か​に​つい​て​は​思慮​を​働か​せ​ます。子ども​が​その​年齢​で​理解​でき​そう​な​事柄​だけ​を​明らか​に​する​の​です。

2 同様​に​エホバ​は,人間​家族​に​対する​ご自分​の​目的​を​漸進​的​に,ふさわしい​時​を​見計らっ​て​明らか​に​し​て​こら​れ​まし​た。エホバ​が​歴史​を​通じ​て​王国​に​関する​真理​を​どの​よう​に​明らか​に​し​て​こら​れ​た​か,概観​し​て​み​ましょ​う。

王国​が​必要​に​なっ​た​の​は​なぜか

3,4. エホバ​は​人類​の​歩み​を​あらかじめ​お定め​に​なり​まし​た​か。説明​し​て​ください。

3 当初,メシア​王国​は​エホバ​の​目的​に​含ま​れ​て​い​ませ​ん​でし​た。なぜ​そう​言える​でしょ​う​か。まず​考え​たい​点​と​し​て,エホバ​は​人類​の​歩み​を​あらかじめ​定め​たり​せ​ず,人間​に​自由​意志​を​お与え​に​なり​まし​た。エホバ​は,人類​に​対する​ご自分​の​目的​を​アダム​と​エバ​に​示し​た​時,「子​を​生ん​で​多く​なり,地​に​満ち​て,それ​を​従わせ​よ」と​言わ​れ​まし​た。(創 1:28)また,善悪​に​関する​ご自分​の​規準​を​重んじる​こと​も​お命じ​に​なり​まし​た。(創 2:16,17)それ​に​対し​て​アダム​と​エバ​は,神​へ​の​忠節​を​保つ​こと​を​選択​でき​た​はず​です。もし​二​人​と​その​子ども​たち​が​忠節​を​保っ​た​なら,神​の​目的​が​果たさ​れる​うえ​で,キリスト​の​支配​する​王国​は​必要​で​は​なかっ​た​はず​です。この​地球​は​すでに​完全​な​人々​で​満たさ​れ,すべて​の​人​が​エホバ​を​崇拝​し​て​い​た​こと​でしょ​う。

4 結果​的​に,サタン​が,そして​アダム​と​エバ​が​神​に​反逆​し​まし​た。それでも,エホバ​は​完全​な​人間​家族​で​地​を​満たす​と​いう​目的​を​放棄​なさい​ませ​ん​でし​た。むしろ,その​目的​を​果たす​方法​を​調整​さ​れ​まし​た。列車​の​場合,定まっ​た​軌道​を​走ら​なけれ​ば​目的​地​に​到達​し​ませ​ん。しかし,エホバ​の​目的​は​その​よう​な​もの​で​は​あり​ませ​ん。他者​の​行為​の​せい​で“脱線”し​て​挫折​する,と​いう​こと​は​ない​の​です。エホバ​が​ひとたび​ご自分​の​目的​を​語ら​れる​と,宇宙​の​いかなる​力​も​その​達成​を​阻む​こと​は​でき​ませ​ん。イザヤ 55:11を​読む。)何らか​の​事態​で​1​つ​の​軌道​が​ふさが​れ​た​ なら,エホバ​は​別​の​軌道​を​お用い​に​なり​ます。 *出 3:14,15)そして​ふさわしい​時​に,忠節​な​僕​たち​に,ご自分​の​目的​を​達成​する​ため​の​新た​な​方法​を​お知らせ​に​なり​ます。

5. エデン​で​反逆​が​生じ​た​時,エホバ​は​どの​よう​に​対応​なさい​まし​た​か。

5 エデン​で​反逆​が​生じ​た​ため,エホバ​は​その​事態​に​対応​す​べく,王国​を​設立​する​こと​に​なさい​まし​た。(マタ 25:34)人類​史​に​おける​その​暗い​時期​に,エホバ​は,人間​を​当初​の​状態​に​回復​する​ため​の​手段​に​光​を​当て​始め​まし​た。その​手段​で​ある​王国​を​用い​て,サタン​の​あさましい​権力​欲​が​もたらし​た​害悪​を​除い​て​くださる​の​です。(創 3:14‐19)と​は​いえ,エホバ​は​王国​に​関する​詳しい​情報​を​一度​に​明らか​に​なさっ​た​わけ​で​は​あり​ませ​ん。

エホバ​は​王国​に​関する​真理​を​明らか​に​し​始める

6. エホバ​は​どんな​こと​を​約束​なさい​まし​た​か。しかし,どんな​こと​は​明らか​に​され​ませ​ん​でし​た​か。

6 エホバ​は​最初​の​預言​の​中​で,一​人​の「胤」つまり​子孫​が​蛇​を​砕く​こと​を​約束​なさい​まし​た。創世記 3:15を​読む。)しかし,その​子孫​が​だれ​か,また​蛇​の​子孫​が​だれ​か​と​いう​こと​は,その​時​に​は​明らか​に​され​ませ​ん​でし​た。実際,エホバ​が​そう​し​た​詳細​な​点​に​光​を​当て​られ​た​の​は,それ​から​2,000​年​ほど​後​の​こと​です。 *

7. アブラハム​が​選ば​れ​た​の​は​なぜ​です​か。この​こと​から,どんな​大切​な​教訓​を​学べ​ます​か。

7 エホバ​は​やがて​アブラハム​を​選び,約束​さ​れ​た​子孫​が​アブラハム​を​通し​て​来る​こと​を​お定め​に​なり​まし​た。アブラハム​が​選ば​れ​た​の​は,彼​が​エホバ​の「声​に​聴き従っ​た」から​です。(創 22:18)この​こと​から​大切​な​教訓​を​学べ​ます。エホバ​は​ご自分​に​対し​て​恭しい​恐れ​を​抱く​人​たち​だけ​に​目的​を​明らか​に​なさる,と​いう​教訓​です。―詩編 25:14を​読む。

8,9. エホバ​は​アブラハム​と​ヤコブ​に,約束​の​子孫​に​関する​どんな​事柄​を​明らか​に​され​まし​た​か。

8 エホバ​は​み使い​を​通し​て​ご自分​の​友​アブラハム​に​語っ​た​際,約束​の​子孫​に​関する​肝要​な​事実​を​初めて​明らか​に​なさい​まし​た。約束​の​子孫​は​人間​で​ある,と​いう​点​です。(創 22:15‐17。ヤコ 2:23)それにしても,この​人物​は​どの​よう​に​し​て​蛇​を​砕く​の​でしょ​う​か。蛇​と​は​だれ​です​か。その​後​の​啓示​に​よっ​て,これら​の​点​に​光​が​当て​られ​て​ゆき​ます。

9 エホバ​は,約束​の​子孫​が​アブラハム​の​孫​ヤコブ​を​通し​て​来る​こと​を​お定め​に​なり​まし​た。ヤコブ​も​神​に​対し​て​強い​信仰​を​示し​た​人​です。(創 28:13‐22)エホバ​は​ヤコブ​を​用い​て,約束​さ​れ​た​者​が​ヤコブ​の​子​ユダ​の​家系​から​出る​こと​を​明らか​に​なさい​まし​た。ヤコブ​は,その​者​が​王権​を​象徴​する​杖​で​ある「笏」を​受ける​こと,また「もろもろ​の​民​の​従順​は​彼​の​もの​と​なる」こと​を​預言​し​まし​た。(創 49:1,10)エホバ​は​この​宣言​に​より,約束​さ​れ​た​者​が​支配​者​すなわち​王​に​なる​こと​を​示さ​れ​た​の​です。

10,11. エホバ​が​ご自分​の​目的​を​ダビデ​と​ダニエル​に​明らか​に​され​た​の​は​なぜ​です​か。

10 ユダ​の​時代​から​約​650​年​後,エホバ​は​ユダ​の​家系​の​者​で​ある​ダビデ​王​に,ご自分​の​目的​を​さらに​明らか​に​され​まし​た。エホバ​は​ダビデ​を,ご自分​の「心​に​かなう​人」と​呼ん​で​おら​れ​ます。(サム​一 13:14; 17:12。使徒 13:22)ダビデ​は​神​に​対し​て​恭しい​恐れ​を​抱く​人​でし​た。その​ため, エホバ​は​ダビデ​と​契約​を​結ぶ​こと​に​され,ダビデ​の​子孫​の​一​人​が​永久​に​支配​を​行なう​こと​を​約束​なさい​まし​た。―サム​二 7:8,12‐16

11 それ​から​500​年​ほど​後,エホバ​は​預言​者​ダニエル​を​用い​て,この​油そそが​れ​た​者​つまり​メシア​が​地上​に​登場​する​年​を​明らか​に​され​まし​た。(ダニ 9:25)エホバ​は​ダニエル​を「大いに​望ましい​人」と​ご覧​に​なり​まし​た。ダニエル​が​エホバ​を​深く​敬い,エホバ​に​常​に​仕え​た​から​です。―ダニ 6:16; 9:22,23

12. ダニエル​は,何​を​する​よう​に​と​告げ​られ​まし​た​か。なぜ​です​か。

12 エホバ​は​ダニエル​の​よう​な​忠実​な​預言​者​たち​を​用い​て,約束​の​子孫​つまり​メシア​に​関する​数々​の​詳細​な​点​を​記録​さ​せ​まし​た。ですが,霊感​を​与え​て​記さ​せ​た​事柄​の​意味​を,彼ら​に​十分​に​理解​さ​せる​ため​の​エホバ​の​時​は,まだ​来​て​い​ませ​ん​でし​た。例えば​ダニエル​は,神​の​王国​の​設立​に​関する​幻​を​与え​られ​た​後,エホバ​の​定め​た​時​まで​その​預言​の​書​を​封印​し​て​おく​よう​に​と​告げ​られ​まし​た。将来,その​定め​の​時​に,真​の​知識​が「満ちあふれる」こと​に​なり​ます。―ダニ 12:4

エホバ​は​ダニエル​の​よう​な​忠実​な​人々​を​用い​て,メシア​王国​に​関する​詳細​な​点​を​記録​さ​せ​た

イエス​は​神​の​目的​に​光​を​当てる

13. (イ)約束​の​子孫​と​は​だれ​です​か。(ロ)イエス​は,創世記 3​章​15​節​の​預言​に​どの​よう​に​光​を​当て​まし​た​か。

13 エホバ​は,イエス​が​約束​の​子孫,つまり​ダビデ​の​家系​から​出​て​王​と​し​て​支配​する​者​で​ある,と​いう​こと​を​明らか​に​され​まし​た。(ルカ 1:30‐33; 3:21,22)イエス​が​宣教​を​始め​た​時,あたかも​太陽​が​昇る​か​の​よう​に,神​の​目的​に​関する​知識​に​光​が​当て​られ​まし​た。(マタ 4:13‐17)例えば​イエス​は,創世記 3​章​14,15​節​の「蛇」が​だれ​で​ある​か​を​明示​し,悪魔​を「人殺し」また「偽り​の​父」と​呼び​まし​た。(ヨハ 8:44)ヨハネ​に​与え​た​啓示​の​中​で​は,「初め​から​の​蛇」が「悪魔​また​サタン​と​呼ば​れ」る​者​で​ある​こと​を​明らか​に​し​て​い​ます。 *啓示 1:1; 12:9を​読む。)イエス​は​その​啓示​の​中​で,ご自分​が​約束​の​子孫​と​し​て​エデン​で​の​預言​を​最終​的​に​成就​し,サタン​を​砕い​て​滅ぼす,と​いう​こと​を​示し​て​い​ます。―啓 20:7‐10

14‐16. 1​世紀​の​弟子​たち​は,イエス​が​明らか​に​し​た​真理​の​意味​を​いつも​十分​に​理解​でき​まし​た​か。説明​し​て​ください。

14 この​本​の1​章で​考え​た​よう​に,イエス​は​王国​に​つい​て​様々​な​事柄​を​語り​まし​た。しかし,必ずしも,弟子​たち​が​知り​たい​と​思っ​た​詳細​な​点​を​すべて​明らか​に​し​た​わけ​で​は​あり​ませ​ん。実際,そう​し​た​点​を​幾らか​知らせ​た​時​も,追随​者​たち​は​イエス​が​明らか​に​し​た​真理​の​意味​を​すぐ​に​は​十分​に​理解​でき​ませ​ん​でし​た。理解​し​始め​た​の​は,あと​に​なっ​て​から,場合​に​よっ​て​は​何​世紀​も​たっ​て​から​の​こと​でし​た。幾つ​か​の​例​を​挙げ​ましょ​う。

15 西暦​33​年,イエス​は​次​の​点​を​明らか​に​し​まし​た。神​の​王国​の​王​を​補佐​する​共同​支配​者​たち​は​地​から​取ら​れ,霊​の​被​造物​と​し​て​天​に​よみがえる,と​いう​こと​です。しかし,弟子​たち​は​この​こと​を​すぐ​に​は​理解​し​ませ​ん​でし​た。(ダニ 7:18。ヨハ 14:2‐5)同じ​年​に​イエス​は,幾つ​か​の​例え​に​より,王国​が​設立​さ​れる​の​は​イエス​の​昇天​から​長い​時​を​経​た​後​で​ある​ と​いう​こと​を​暗に​示し​まし​た。(マタ 25:14,19。ルカ 19:11,12)弟子​たち​は​この​重要​な​考え​を​理解​せ​ず,復活​し​た​イエス​に,「あなた​は​今​この​時​に,イスラエル​に​王国​を​回復​さ​れる​の​です​か」と​尋ね​まし​た。しかし,イエス​は​その​時,詳細​な​点​を​何​も​明らか​に​し​ませ​ん​でし​た。(使徒 1:6,7)さらに​イエス​は,「ほか​の​羊」が​いる​こと​を​教え​まし​た。共同​支配​者​の「小さな​群れ」に​は​属さ​ない​人​たち​です。(ヨハ 10:16。ルカ 12:32)キリスト​の​追随​者​たち​が​この​2​つ​の​グループ​の​実体​を​正しく​理解​し​た​の​は,王国​が​1914​年​に​設立​さ​れ​て​から​しばらく​後​の​こと​です。

16 イエス​は​地上​に​い​た​時,弟子​たち​に​話せる​事柄​が​たくさん​あり​まし​た​が,弟子​たち​が​それ​に​耐え​られ​ない​こと​を​知っ​て​い​まし​た。(ヨハ 16:12)1​世紀​に,王国​に​関する​多く​の​知識​が​明らか​に​され​まし​た。しかし,その​知識​が​満ちあふれる​時​は​まだ​来​て​い​ませ​ん​でし​た。

「終わり​の​時」に​真​の​知識​が​満ちあふれる

17. 王国​の​真理​を​理解​する​に​は,何​を​し​なけれ​ば​なり​ませ​ん​か。と​は​いえ,どんな​助け​も​必要​です​か。

17 エホバ​は​ダニエル​に,「終わり​の​時」に​多く​の​者​が「行き巡り」,神​の​目的​に​関する「真​の​知識」が​満ちあふれる,と​約束​なさい​まし​た。(ダニ 12:4)その​知識​を​得​たい​と​思う​人​は,懸命​に​努力​し​なけれ​ば​なり​ませ​ん。ある​参考​文献​に​よれ​ば,「行き巡る」に​相当​する​ヘブライ​語​動詞​の​語形​は,本​を​注意深く​徹底​的​に​調べる​人​と​いう​概念​を​伝え​て​い​ます。と​は​いえ,わたしたち​が​どれ​ほど​徹底​的​に​聖書​を​調べる​と​し​て​も,エホバ​の​助け​が​なけれ​ば,王国​に​関する​真理​を​正しく​理解​する​こと​は​でき​ませ​ん。―マタイ 13:11を​読む。

18. エホバ​を​恐れる​人々​は,信仰​と​謙遜​さ​を​どの​よう​に​示し​て​き​まし​た​か。

18 エホバ​は​1914​年​まで​の​時期​に,王国​に​関する​真理​を​漸進​的​に​明らか​に​され​まし​た。終わり​の​時​の​期間​中​も,引き続き​そう​し​て​おら​れ​ます。この​本​の4​章​と5​章で​考え​ます​が,過去​100​年​に​わたり,神​の​民​は​何​度​も​ 理解​を​調整​し​なけれ​ば​なり​ませ​ん​でし​た。それ​は,彼ら​に​エホバ​の​後ろ盾​が​なかっ​た​と​いう​こと​でしょ​う​か。そう​で​は​あり​ませ​ん。エホバ​は​彼ら​を​支え​て​おら​れ​ます。エホバ​を​恐れる​人々​は,神​の​愛さ​れる​2​つ​の​特質,すなわち​信仰​と​謙遜​さ​を​示し​て​き​た​から​です。(ヘブ 11:6。ヤコ 4:6)エホバ​の​僕​たち​は,神​の​言葉​に​記さ​れ​た​約束​は​すべて​実現​する​と​いう​信仰​を​持っ​て​い​ます。また,それら​の​約束​が​どの​よう​に​果たさ​れる​か​に​つい​て​考え違い​を​し​て​い​た​場合​に​は,その​こと​を​認め,謙遜​さ​を​示し​ます。そう​し​た​謙遜​な​態度​が「ものみの塔」(英語)1925​年​3​月​1​日​号​の​次​の​言葉​に​表われ​て​い​ます。「わたしたち​が​知る​とおり,主​の​言葉​を​解き明かす​の​は​主​ご自身​で​ある。主​は​み言葉​を,ご自分​の​定め​た​時​に,ご自分​の​よし​と​される​方法​で,ご自分​の​民​に​解き明かす」。

「主​は​み言葉​を,ご自分​の​定め​た​時​に,ご自分​の​よし​と​される​方法​で,ご自分​の​民​に​解き明かす」

19. エホバ​は​わたしたち​が​何​を​理解​できる​よう​に​し​て​おら​れ​ます​か。なぜ​です​か。

19 王国​が​1914​年​に​設立​さ​れ​た​時,神​の​民​は​王国​に​関連​し​た​預言​が​どの​よう​に​果たさ​れる​か​に​つい​て​部分​的​な​知識​しか​持っ​て​い​ませ​ん​でし​た。(コリ​一 13:9,10,12)神​の​約束​が​果たさ​れる​の​を​見​たい​と​願う​あまり,間違っ​た​結論​を​下す​こと​も​あり​まし​た。年月​と​とも​に,同じ​3​月​1​日​号​の「ものみの塔」誌​の​次​の​言葉​の​正しさ​が​明らか​に​なっ​て​い​ます。「こう​考える​の​が​妥当​で​あろ​う。つまり,預言​は,成就​し​て​初めて,あるいは​成就​の​途上​に​あっ​て​初めて​理解​できる,と​いう​こと​で​ある」。終わり​の​時​が​かなり​進ん​だ​今,王国​に​関する​多く​の​預言​は​すでに​成就​し​た​か,または​成就​し​つつ​あり​ます。神​の​民​は​謙遜​で​あり,進ん​で​調整​を​受け入れ​ます。その​ため​エホバ​は,ご自分​の​目的​に​関する​いっそう​明快​な​理解​を​与え​て​おら​れ​ます。真​の​知識​は​確か​に​満ちあふれ​て​いる​の​です。

理解​の​精錬​に​より,神​の​民​は​ふるい分け​られる

20,21. 理解​の​精錬​に​よっ​て,1​世紀​の​クリスチャン​は​どんな​影響​を​受け​まし​た​か。

20 エホバ​が​真理​に​関する​わたしたち​の​理解​を​精錬​さ​れる​時,わたしたち​ の​心​の​状態​は​試さ​れ​ます。信仰​と​謙遜​さ​を​示し,変化​を​受け入れる​でしょ​う​か。1​世紀​半ば​の​クリスチャン​も,その​よう​な​試み​に​直面​し​まし​た。あなた​が​当時​の​ユダヤ​人​の​クリスチャン​だっ​た​と​し​ましょ​う。モーセ​の​律法​に​深い​敬意​を​持ち,イスラエル​国民​の​一員​で​ある​こと​を​誇り​に​思っ​て​い​ます。ある​日,霊感​の​もと​に​記さ​れ​た​使徒​パウロ​の​手紙​が​届き​ます。手紙​に​は,律法​は​もはや​拘束​力​を​持た​ない,と​記さ​れ​て​い​ます。エホバ​は​生来​の​イスラエル​を​退け,ユダヤ​人​と​異邦​人​の​双方​から​成る​霊的​イスラエル​を​集め​て​おら​れる,と​も​あり​ます。(ロマ 10:12; 11:17‐24。ガラ 6:15,16。コロ 2:13,14)あなた​なら​どう​反応​し​た​でしょ​う​か。

21 謙遜​な​クリスチャン​は,霊感​に​よる​パウロ​の​説明​を​受け入れ,エホバ​に​祝福​さ​れ​まし​た。(使徒 13:48)一方,精錬​に​腹​を​立て,自分​の​理解​に​こだわっ​た​人​たち​も​い​まし​た。(ガラ 5:7‐12)その​人​たち​は,見方​を​改め​なけれ​ば,キリスト​の​共同​支配​者​と​なる​機会​を​失う​こと​に​なり​ます。―ペテ​二 2:1

22. 神​の​目的​に​関する​理解​が​明確​に​される​時,あなた​は​どう​思い​ます​か。

22 ここ​数十​年,エホバ​は​王国​に​関する​わたしたち​の​理解​を​精錬​し​て​こら​れ​まし​た。例えば,羊​と​やぎ​を​分ける​よう​に,王国​の​臣民​と​良い​反応​を​示さ​ない​人々​を​分ける​の​は​いつか,いっそう​明快​に​理解​できる​よう​に​し​て​ください​まし​た。さらに,14万4,000​人​の​数​が​すべて​そろ​う​の​は​いつか,王国​に​関する​イエス​の​幾つ​か​の​例え​に​は​どんな​意味​が​ある​の​か,油そそが​れ​た​者​の​最後​の​人​たち​が​天​に​上げ​られる​の​は​いつか,と​いっ​た​点​も​教え​て​ください​まし​た。 * その​よう​に​理解​が​明確​に​される​時,あなた​は​どう​反応​し​ます​か。あなた​の​信仰​は​強め​られ​ます​か。その​こと​を,エホバ​が​ご自分​の​謙遜​な​民​を​引き続き​教育​し​て​おら​れる​証拠​と​見​ます​か。この​本​の​続く​内容​を​学ぶ​時,エホバ​は​ご自分​を​恐れる​人​たち​に​目的​を​漸進​的​に​明らか​に​し​て​おら​れる​と​いう​確信​が​強まる​でしょ​う。

^ 4節 神​の​み名​は,「なる」を​意味​する​ヘブライ​語​動詞​の​一​語形​です。エホバ​と​いう​名​に​は,約束​を​果たす​方​と​いう​意味合い​が​あり​ます。4​章​の「神​の​み名​の​意味」と​いう​囲み​を​参照。

^ 6節 これ​は​非常​に​長い​期間​に​思える​か​も​しれ​ませ​ん​が,当時​の​人間​の​寿命​が​今​より​も​はるか​に​長かっ​た​こと​を​覚え​て​おく​必要​が​あり​ます。アダム​から​アブラハム​まで​は,わずか​4​人​の​人​の​生涯​が​少し​ずつ​重なり合う​期間​に​すぎ​ませ​ん。アダム​の​生涯​は​ノア​の​父​レメク​の​生涯​と​重なり,レメク​の​生涯​は​ノア​の​息子​セム​の​生涯​と​重なり,セム​の​生涯​は​アブラハム​の​生涯​と​重なっ​て​い​ます。―創 5:5,31; 9:29; 11:10,11; 25:7

^ 13節 「サタン」と​いう​名前​は,ヘブライ​語​聖書​に​18​回​出​て​き​ます。しかし,クリスチャン​・​ギリシャ​語​聖書​に​は​30​回​以上​出​て​き​ます。ヘブライ​語​聖書​は​適切​に​も,サタン​を​必要​以上​に​目立た​せ​たり​せ​ず,メシア​を​見分け​させる​こと​に​力点​を​置い​て​い​ます。メシア​は​到来​する​と,サタン​の​正体​を​暴き​まし​た。クリスチャン​・​ギリシャ​語​聖書​に​記さ​れ​て​いる​とおり​です。

^ 22節 これら​の​理解​の​精錬​に​つい​て​は,以下​の​号​の「ものみの塔」を​参照。1995​年​10​月​15​日​号​23‐28​ページ,2008​年​1​月​15​日​号​20‐24​ページ,2008​年​7​月​15​日​号​17‐21​ページ,2013​年​7​月​15​日​号​9‐14​ページ

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「ものみの塔」(研究用)

王国に揺るぎない信仰を抱きなさい

エホバは王国によってご自分の目的を成し遂げることを,6つの契約を用いて保証されました。それらの契約は,信仰を強めるうえでどのように役立ちますか。