毎まい年とし，何なん十じゅう億おく本ほんもの木きが伐ばっ採さいされています。主おもに農のう地ちにするためです。1940年ねん代だいの終おわりから現げん在ざいまでに，温おん帯たいや熱ねっ帯たいにある森しん林りんの半はん数すうが消しょう失しつしました。

森しん林りんが破は壊かいされると，生せい態たい系けいのバランスが崩くずれ，そこにすむ動どう植しょく物ぶつも生いきられなくなります。

森しん林りんには，破は壊かいされても元もとの状じょう態たいに戻もどり，さらに広ひろがっていく力ちからがあります。生せい態たい学がく者しゃの最さい近きんの調ちょう査さで，伐ばっ採さいされた土と地ちが驚おどろくべき速はやさで再さい生せいすることが分わかってきました。幾いくつかの例れいを見みてみましょう。

• 南なん北ぼくアメリカと西にしアフリカで，森もりの開かい墾こん後ごに放ほう置ちされた2200の区く画かくを対たい象しょうに調ちょう査さが行おこなわれました。その結けっ果か，10年ねんもたたないうちに森もりが回かい復ふくし始はじめていることが分わかりました。

• サイエンス誌しによると，伐ばっ採さいされた土と地ちは何なにもしなくても100年ねん以い内ないに元もとのような森もりに戻もどるということです。

• ブラジルでは，人にん間げんが植しょく林りんをした土と地ちとしなかった土と地ちの森しん林りん再さい生せいの割わり合あいが比ひ較かく･検けん討とうされました。

• その結けっ果かについて，「ナショナル ジオグラフィック」（英えい語ご）はこう報ほう告こくしています。「研けん究きゅう者しゃたちは，植しょく林りんの必ひつ要ようがないことが分わかって喜よろこんだ」。植しょく林りんをしなくても，わずか5年ねんで「木き々ぎが生おい茂しげってきた」のです。

森しん林りんを保ほ護ごし再さい生せいする取とり組くみが世せ界かい中じゅうで行おこなわれています。その結けっ果か，過か去こ25年ねん間かんで「世せ界かいの森しん林りん破は壊かいのペースが50％も落おちた」と国こく連れんのある資し料りょうは述のべています。

しかし，こうした取とり組くみだけでは森もりを救すくえません。グローバル･フォレスト･ウォッチ（GFW）によると，「熱ねっ帯たい地ち方ほうにおける原げん生せい林りんの減げん少しょう速そく度どはここ数すう年ねん間かんほとんど変かわってい」ません。

こうした森しん林りん破は壊かいの主おもな原げん因いんは，行いき過すぎた商しょう業ぎょう伐ばっ採さいです。違い法ほうな伐ばっ採さいによって莫ばく大だいな利り益えきを得えている企き業ぎょうもあります。

「エホバ a神かみは，食たべられる実みを付つけるさまざまな美うつくしい木きが地じ面めんから生はえるようにし[た]」。創そう世せい記き 2:9

人にん間げんが行いき過すぎた方ほう法ほうで利り用ようしない限かぎり，森もりは自し然ぜんに再さい生せいします。このようなシステムを作つくった神かみ様さまは，森もりとその美うつくしい生せい態たい系けいを守まもりたいと思おもっています。

聖せい書しょによると，神かみ様さまは地ち球きゅうと生せい物ぶつを守まもるために，人にん間げんが環かん境きょうを破は壊かいするのをやめさせます。15ページの「地ち球きゅうの未み来らいは明あかるい！」という記き事じをご覧らんください。