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「あなた方​は……価値​が​ある​の​です」。マタイ 10:31

神様はあなたを気にかけておられますか

神様はあなたを気にかけておられますか

人​の​造り​から​分かる​こと

赤ちゃん​の​誕生​後,最初​の​60​分​は​とても​大切​です。この​とき​で​きる​新生​児​と​母親​と​の​絆​は,子ども​の​発育​に​大きな​プラス​に​なる​こと​が​分かっ​て​いる​から​です。 *

生ま​れ​た​ばかり​の​赤ちゃん​を​母親​が​いと​おしく​思う​の​は​なぜ​でしょ​う​か。ジャネット​・​クレンショー​教授​は「周産​期​教育​ジャーナル」(英語)で,「母親​が​生ま​れ​た​ばかり​の​我​が​子​を​抱き,見つめ,授乳​する​際​に」オキシトシン​と​いう​ホルモン​が​増加​し​て,「母性​が​呼び覚まさ​れる」と​述べ​て​い​ます。同じ​時​に​分泌​さ​れる​別​の​ホルモン​は「母親​が​赤ちゃん​の​ニーズ​に​反応​する​の​を​助け」,赤ちゃん​と​の​触れ合い​を​強化​し​ます。何​と​よく​でき​て​いる​の​でしょ​う。

母​と​子​の​強い​絆​は,人類​の​創造​者​エホバ​神​が​デザイン​し​た​もの​です。 * ダビデ​王​は,自分​に​命​を​与え,母​の​腕​の​中​で​安心​できる​よう​に​し​た​の​は​神様​で​ある,と​言い​まし​た。そして,こう​祈り​まし​た。「私​は​生ま​れ​た​時​から​あなた​の​世話​を​受け​て​き​た。母​の​胎内​に​い​た​時​から​あなた​は​私​の​神」。(詩編 22:9,10,「新​世界​訳」2013​年​改訂​版[英語])

そう​で​あれ​ば: 赤ちゃん​を​大切​に​育てる​ため​の​素晴らしい​機能​を​母親​に​与え​た​神様​で​あれ​ば,「神​の​子孫」で​ある​わたしたち​に​も​優しい​まなざし​を​向け​て​くださる​と​考え​られ​ます。(使徒 17:29

神様​の​気遣い​に​つい​て​聖書​が​教え​て​いる​こと

だれ​より​も​神様​と​深い​関係​に​あっ​た​イエス​・​キリスト​は​こう​教え​まし​た。「すずめ​二​羽​は​わずか​な​価​の​硬貨​ひとつ​で​売っ​て​いる​では​あり​ませ​ん​か。それでも,あなた方​の​父​の​知る​こと​なく​し​て​は,その​一​羽​も​地面​に​落ち​ませ​ん。ところが,あなた方​の​頭​の​毛​まで​が​すべて​数え​られ​て​いる​の​です。それゆえ,恐れる​こと​は​あり​ませ​ん。あなた方​は​たくさん​の​すずめ​より​価値​が​ある​の​です」。(マタイ 10:29‐31

小鳥​を​注意​し​て​見る​人​は​ほとんど​い​ませ​ん。「地面​に​落ち」た​か​どう​か​を​気​に​する​人​は​なおさら​い​ませ​ん。しかし,天​の​父​は​小鳥​1​羽​1​羽​の​こと​を​気遣っ​て​おら​れる​の​です。そして,鳥​より​も​人間​を​さらに​価値​ある​もの​と​見​て​おら​れ​ます。言わ​ん​と​し​て​いる​こと​は​明らか​です。神様​は​自分​の​こと​なんて​気​に​かけ​て​くださら​ない,と「恐れる​こと​は​あり​ませ​ん」。それどころか,神様​は​あなた​の​こと​を​とても​気​に​かけ​て​おら​れる​の​です。

神様​は,わたしたち​の​こと​を​深く​気​に​かけ​て​おり,温かく​見守っ​て​ください​ます。

 聖書​の​言葉

  • 「エホバ​に​関し​て​は,その​目​は​あまねく​全地​を​行き巡っ​て​おり,ご自分​に​対し​て​心​の​全き​者​たち​の​ため​に​み力​を​表わし​て​くださる」。歴代​第​二 16:9

  • 「エホバ​の​目​は​義​なる​者​たち​に​向け​られ,その​耳​は​助け​を​求める​彼ら​の​叫び​に​向け​られる」。詩編 34:15

  • 「わたし​は​あなた​の​愛​ある​親切​を​喜び,歓び楽しみ​ます。あなた​が​わたし​の​苦悩​を​ご覧​に​なっ​た​から​です。あなた​は​わたし​の​魂​の​苦難​を​知っ​て[おら​れ​ます]」。詩編 31:7

「エホバ​に​愛し​て​もらえ​ない​と​感じ​て​い​まし​た」

神様​が​わたしたち​を​気​に​かけ​て​見守り,幸せ​に​なっ​て​ほしい​と​思っ​て​おら​れる​こと​が​分かる​と,人生​は​変わり​ます​か。英国​の​ハンナ​ *は,確か​に​変わる​と​思っ​て​い​ます。

「もう​何​度​も​何​度​も,自分​なんて​エホバ​に​愛し​て​もらえ​ない,自分​の​祈り​なんか​聞い​て​もらえ​ない​と​感じ​て​い​まし​た。自分​に​信仰​が​足り​ない​ん​だ​と​か,何​か​悪い​こと​を​し​た​の​で​罰せ​られ​て​いる​と​か,わたし​は​重要​じゃ​ない​から​無視​さ​れ​て​いる​ん​だ​と​考え​て​い​まし​た。要する​に,神様​は​わたし​の​こと​なんか​どう​でも​いい​ん​だ,と​思っ​て​い​た​ん​です」。

それでも,今​で​は​エホバ​から​見守ら​れ,愛さ​れ​て​いる​と​確信​し​て​い​ます。何​が​ハンナ​の​気持ち​を​変え​た​の​でしょ​う​か。こう​続け​て​い​ます。「徐々​に​変化​し​て​いき​まし​た。数​年​前,心​に​とても​響い​た​聖書​の​講演​が​あっ​た​の​を​覚え​て​い​ます。イエス​の​贖い​の​犠牲に​つい​て​の​話​で,エホバ​が​わたし​を​愛し​て​くださっ​て​いる​こと​を​実感​する​助け​に​なり​まし​た。また,祈り​の​答え​が​分かっ​た​とき,愛さ​れ​て​いる​ん​だ​と,思わず​涙し​た​こと​も​あり​ます。さらに,聖書​を​学ん​だりクリスチャン​の​集会​に​出席​し​たりする​こと​で,エホバ​と​その​ご性格​や,わたしたち​へ​の​温かい​思い​を​知り​まし​た。今​で​は,わたしたち​を​愛し,サポート​し,1​人​1​人​の​こと​を​ケア​し​て​くださっ​て​いる​こと​が​はっきり​分かり​ます」。

ハンナ​の​言葉​は​励み​に​なり​ます。では,神様​が​わたしたち​の​気持ち​を​理解​し,気​に​かけ​て​くださっ​て​いる​と,どう​すれ​ば​確信​できる​でしょ​う​か。次​の​記事​を​ご覧​ください。

^ 3節 産後​うつ病​に​なっ​た​母親​は,赤ちゃん​と​うまく​絆​を​作れ​ない​こと​が​あり​ます。しかし,母親​に​責任​が​ある​わけ​で​は​あり​ませ​ん。米​国立​精神​衛生​研究​所​に​よる​と,産後​うつ病​は「おそらく,物理​的​な​要因​と​感情​的​な​要因​が​相まって​起こる​もの​で……母親​が​何​か​を​する​か​し​ない​か​で​なる​もの​で​は​あり​ませ​ん」。この​トピック​に​つい​て​詳しく​は,「目ざめよ!」2003​年​6​月​8​日​号​の「産後​うつ病​を​理解​する」と​いう​記事​を​ご覧​ください。

^ 5節 エホバ​と​は,聖書​の​神様​の​お名前​です。(詩編 83:18

^ 15節 この​一連​の​記事​に​出​て​くる​一部​の​名前​は​変え​て​あり​ます。