ロシア当局は,サンクトペテルブルク近郊のソルネチノエにある,エホバの証人管理センターが使用している不動産を没収しようとしています。

2017年4月20日の判決で,最高裁判所はエホバの証人のすべての法人組織を解散させ,法人の財産を没収するよう命じました。それには管理センターが使用している不動産も含まれます。しかし,問題となっている不動産は,米国の法人,ペンシルバニア州のものみの塔聖書冊子協会の所有です。それゆえ検察官は,ペンシルバニア州のものみの塔聖書冊子協会に不動産を法的に譲渡した17年前の契約を無効にしようとしています。契約は間違いなく最高裁判所の判決よりも前に締結されたものであり,ペンシルバニア州のものみの塔聖書冊子協会は譲渡を受けて以来ずっと,その不動産の税金を納め続けています。ロシア当局は今や,不動産を没収するという最終的な目的を合法化するための口実を模索するほど品位を落としています。

2017年11月29日に行なわれた予備審問で,検察側にとって有利になるよう,裁判官はエホバの証人側が提出したすべての申し立てを退けました。失われつつあるそのセンターの不動産は,数百万ドルの資産価値があり,400人近いロシア国民と外国人にとって住まいでもあります。20年以上そこに住んでいる人もいます。我が家を後にしなければならないこと,また仲間のロシア人のために行なってきた宗教活動が中断させられることは,彼らの心に大きな傷を与えています。

この件に関する審理は,サンクトペテルブルクのセストロレツク地区裁判所で,2017年12月7日,午後2時から行なわれます。