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エホバの証人

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アゼルバイジャン

信仰ゆえに投獄される

信仰ゆえに投獄される

アゼルバイジャン​の​憲法​は,良心​的​兵役​拒否​者​が​代替​の​市民​的​奉仕​活動​を​行なう​こと​を​認め​て​い​ます。しかし,政府​は​その​よう​な​奉仕​活動​を​認める​法律​を​制定​し​て​い​ませ​ん。その​ため,宗教​信条​に​基づい​て​良心​的​に​兵役​を​拒否​する​エホバ​の​証人​は​起訴,投獄​さ​れ​て​い​ます。

アゼルバイジャン​は​責務​を​果たし​て​い​ない

1996​年,アゼルバイジャン​は​欧州​評議​会​に​加わる​ため​の​申請​の​中​で,(1)加盟​後​2​年​以内​に​代替​の​市民​的​奉仕​活動​に​関する​法律​を​制定​する​こと,(2)投獄​さ​れ​て​いる​良心​的​兵役​拒否​者​全員​に​恩赦​を​与える​こと,(3)良心​的​兵役​拒否​者​に​代替​の​市民​的​奉仕​活動​を​選択​する​機会​を​与える​こと​を​確約​し​まし​た。欧州​評議​会​へ​の​加盟​から​13​年​以上​たっ​た​に​も​かかわら​ず,アゼルバイジャン​は​その​責務​を​果たし​て​い​ませ​ん。

「人種​主義​と​不​寛容​に​反対​する​欧州​委員​会」は,アゼルバイジャン​に​関する​2011​年​の​監視​報告​の​中​で,次​の​よう​に​述べ​て​い​ます。「アゼルバイジャン​当局​が,ヨーロッパ​の​規準​に​調和​し​て,代替​の​市民​的​奉仕​活動​に​関する​法律​を​速やか​に​制定​する​よう​勧告​する。……当​委員​会​は​次​の​点​を​再度​強く​勧告​する。当局​は,兵役​を​拒否​する​人々​の​起訴​・​投獄​を​やめ,良心​的​兵役​拒否​の​立場​を​尊重​し,それら​の​人々​が​社会​的​義務​を​果たせる​よう​に​す​べき​で​ある」。

良心​的​兵役​拒否​者​が​強制​的​に​徴兵​さ​れ,違法​に​投獄​さ​れる

アゼルバイジャン​政府​は,良心​的​兵役​拒否​者​の​権利​を​無視​し​続け​て​い​ます。2013​年​8​月​23​日,17​歳​の​エホバ​の​証人​カムラン​・​シハリエブ​は,健康​診断​の​ため​国家​徴兵​局​の​バクー​市​ニザミ​地区​事務​所​に​出頭​し​まし​た。その​際​に​も,そして​その​後​国家​徴兵​局​から​の​呼び出し​を​何​度​か​受け​た​際​に​も,シハリエブ​氏​は​良心​的​に​兵役​を​拒否​する​旨​を​説明​し,代替​の​市民​的​奉仕​活動​を​願い出​まし​た。2013​年​10​月​8​日,シハリエブ​氏​は​非​軍事​の​代替​奉仕​活動​を​行ない​たい​旨​を​記し​た​正式​な​書面​を​国家​徴兵​局​に​提出​し​まし​た。2013​年​10​月​10​日,同氏​が​国家​徴兵​局​を​再び​訪ねる​と,アゼルバイジャン​当局​は,同氏​を​強制​的​に​徴兵​し​まし​た。同氏​は​不​本意​に​も​警察​官​たち​に​連行​さ​れ,最終​的​に​軍​に​引き渡さ​れ,軍​の​施設​に​拘束​さ​れ​まし​た。

2014​年​4​月​16​日,半年​以上​に​及ぶ​違法​な​拘束​の​後,ジャリラバド​軍事​裁判​所​は,シハリエブ​氏​に​懲罰​房​で​の​1​年​の​禁固​刑​を​科し​まし​た。裁判​所​は​同氏​を,徴兵​後​に​兵役​を​逃れ​よう​と​し​た​兵士​と​み​なし,有罪​と​し​た​の​です。しかし,同氏​は​軍​に​宣誓​を​行なっ​た​こと​も,軍服​を​着​た​こと​も,軍事​活動​に​携わっ​た​こと​も​あり​ませ​ん​でし​た。また,国家​徴兵​局​から​の​呼び出し​に​応じ​なかっ​た​こと​は​一度​も​なく,むしろ​その​都度​出頭​し,良心​上​武器​を​取る​こと​は​でき​ない​と​説明​し​まし​た。

シハリエブ​氏​は​上訴​し​まし​た​が,2014​年​7​月​16​日,シルバン​上訴​裁判​所​は​訴え​を​退け​まし​た。2014​年​12​月,軍​は​アゼルバイジャン​の​サルヤン​に​ある​懲罰​房​に​同氏​を​移し​まし​た。しかし​軍​が​これ​を​1​年​の​禁固​刑​の​始まり​と​見​て​いる​か​どう​か​は​不明​です。シハリエブ​氏​は,アゼルバイジャン​の​最高​裁判​所​が​上訴​を​受け入れ,良心​的​に​兵役​を​拒否​する​権利​を​認める​こと​を​願っ​て​い​ます。

これ​まで​の​経緯

  1. 2014​年​12​月

    カムラン​・​シハリエブ​は,アゼルバイジャン​の​サルヤン​に​ある​懲戒​大隊​に​送致​さ​れる。

  2. 2014​年​9​月​16​日

    カムラン​・​シハリエブ​は​違法​に​拘束​さ​れ,1​年​の​刑期​が​始まっ​て​い​ない。

  3. 2014​年​4​月​16​日

    カムラン​・​シハリエブ​は,兵役​を​拒否​し​た​ゆえに​軍​の​懲罰​房​で​の​1​年​の​刑​を​科さ​れる。

  4. 2013​年​10​月​10​日

    国家​徴兵​局​は​カムラン​・​シハリエブ​を​強制​的​に​徴兵​し,当人​の​意思​に​反し​て​軍​の​施設​に​収容​する。

  5. 2013​年​3​月​12​日

    エホバ​の​証人​の​カムラン​・​ミルザエブ​は,良心​的​兵役​拒否​の​ゆえに​有罪​と​され,9​か月​の​刑​を​科さ​れる。その​後,刑期​の​途中​で​大赦​が​与え​られ,釈放​さ​れる。

  6. 2012​年​9​月​25​日

    エホバ​の​証人​の​ファハラディン​・​ミルザエブ​は,良心​的​兵役​拒否​の​ゆえに​有罪​と​され,1​年​の​刑​を​科さ​れる。

  7. 2010​年​9​月​8​日

    エホバ​の​証人​の​ファリド​・​ママドブ​は,良心​的​兵役​拒否​の​ゆえに​有罪​と​され,9​か月​の​刑​を​科さ​れる。

  8. 2009​年​8​月​19​日

    ムシュフィグ​・​ママドブ​は​良心​的​兵役​拒否​の​ゆえに​再び​逮捕,勾留​さ​れ,2​度​目​の​有罪​が​確定​し​た​時​に​罰金​刑​を​科さ​れる。

  9. 2008​年​3​月​7​日

    ムシュフィグ​・​ママドブ​と​サミル​・​フセイノブ​の​弁護​士​は,アゼルバイジャン​が​良心​的​兵役​拒否​の​ゆえに​2​人​の​刑事​訴追​を​行なっ​た​こと​に​つい​て,ヨーロッパ​人権​裁判​所​に​申し立て​を​行なっ​た。

  10. 2007​年​10​月​4​日

    エホバ​の​証人​の​サミル​・​フセイノブ​は,良心​的​兵役​拒否​の​ゆえに​投獄​され,10​か月​の​刑​を​科さ​れる。

  11. 2006​年

    エホバ​の​証人​の​ムシュフィグ​・​ママドブ​は​勾留​さ​れ,良心​的​兵役​拒否​の​ゆえに​有罪​と​され​た​が,6​か月​の​執行​猶予​付き​で​釈放​さ​れる。