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エホバの証人

日本語

2016年11月18日
ロシア

パート​1 補足

専門家は語る(独占インタビュー): ロシアは過激活動対策法をエホバの証人に不当に適用しようとしている

専門家は語る(独占インタビュー): ロシアは過激活動対策法をエホバの証人に不当に適用しようとしている

この​記事​は​3​回​に​わたる​シリーズ​の​パート​1​です。

ロシア​当局​は,「過激​活動」を​理由​に​エホバ​の​証人​の​国内​法人​を​解散​さ​せ,事実​上​ロシア​連邦​内​の​エホバ​の​証人​の​活動​を​禁止​し​よう​と​し​て​い​ます。証人​たち​は,この​訴え​に​対し​上訴​し​て​おり,ロシア​の​エホバ​の​証人​管理​センター​に​対する​警告​の​合法​性​も​争っ​て​い​ます。

エホバ​の​証人​の​事例​や,ロシア​当局​の「過激​主義」に​対抗​する​取り組み​方​に​関し​て,宗教,政治​学,社会​学​の​分野​で​著名​な​学​者​や,ソビエト​連邦​と​ソ連​崩壊​後​に​関する​研究​の​専門​家​へ​の​独占​インタビュー​を​行ない​まし​た。

エホバ​の​証人​の​よう​に​非​暴力​的​な​宗教​グループ​が「過激​主義​的」と​判断​さ​れ,連邦​全土​で​禁止​さ​れる​べき​だ​と​思い​ます​か。

  • ウィリアム​・​S​・​B​・​バウリング​教授

    「いいえ,個人​的​に​は​エホバ​の​証人​を『過激​主義​的』と​みなす​こと​は​不​合理​で,理解​し​難い​こと​です」。―ウィリアム​・​S​・​B​・​バウリング​教授(英国)。ロンドン​大学​バークベック​法科​大​学院,法学​教授,人権​の​法学​修士​・​文学​修士​課程​指導​員。ミドル​・​テンプル​および​グレイ​法曹​院​の​法廷​弁護​士。

  • エカテリーナ​・​エルバキアン​博士

    「ロシア​に​おける​エホバ​の​証人​の​これ​まで​の​活動​を​調べ​た​わたし​の​個人​的​な​見解​から​する​と,エホバ​の​証人​は​ロシア​連邦​で​100​年​以上​も​の​長い​歴史​が​ある,非常​に​平和​的​な​宗教​組織​で​ある​と​確信​でき​ます。これら​信者​たち​は​過激​主義​と​全く​関係​が​あり​ませ​ん。それでも​考え​られ​ない​こと​に,裁判​所​は,ただ​集まっ​て​崇拝​を​行ない,聖書​に​つい​て​論じ,賛美​歌​を​歌う​彼ら​を,まるで​捕らえ​られ​た​テロリスト​の​犯罪​者​で​ある​か​の​よう​に,過激​主義​者​で​ある​と​宣言​し​て​いる​の​です」。―エカテリーナ​・​エルバキアン​博士(ロシア)。モスクワ​労働​社会​関係​アカデミー​の​社会​学​・​ソーシャルプロセスマネジメント​教授。ヨーロッパ​宗教​学会​会員。ロシア​語​版「ウェストミンスター​神学​用語​辞典」,「宗教​学」,「宗教​百科​事典」担当​編集​長。

  • ロマン​・​ルンキン​博士

    「エホバ​の​証人​に​対する​司法​手続き​は,2000​年代​の​新しい​宗教​政策​の​主​な​特徴​を​2​つ​明らか​に​し​まし​た。第​一​に,その​政策​は​排外​主義​的​かつ​欧米​の​影響​を​排除​する​もの​で,第​二​に,証人​たち​に​対する​訴え​は​旧​ソビエト​時代​から​続く​宗教​に​反対​する​固定​観念​や​論法​に​よる​もの​で​ある​と​いう​こと​です。『非​伝統​的​な』団体​を​扱う​これら​の​方法​と​その​問題​点​が​エホバ​の​証人​に​対する​裁判​に​見受け​られ​ます」。―ロマン​・​ルンキン​博士(ロシア)。モスクワ,ロシア​科学​アカデミー,ヨーロッパ​研究​所​の​宗教​と​社会​に​関する​研究​センター​長,宗教​と​法律​の​専門​家​連合​会長。

  • ドミトリー​・​アスレイナー​博士

    「ロシア​の​宗教​政策​で​一番​問題​な​の​は,信者​たち​の​活動​を​規制​し​制限​する​こと​を​狙い​と​し​た​国家​に​よる​反​宗教​的​な​圧力​が​徐々​に​組織​化​さ​れ​て​いる​こと​です。つまり,過激​主義​や​改宗​活動​を​規制​する​新た​な​法律​だけ​で​なく,行政​上​また​地方​レベル​で​権力​の​濫用​が​習慣​化​さ​れ​て​いる​の​です。こう​いっ​た​システム​が​しばしば​平和​的​で​法律​を​守る​団体​に​対し​て​用い​られ​て​い​ます」。―ドミトリー​・​アスレイナー​博士(ロシア)。モスクワ​社会​経済​科学​学校​研究​員。「国家,宗教​と​教会」編集​長。

  • リュドムイーラ​・​フィリポビッチ​博士

    「当局​は​エホバ​の​証人​が​神​の​権威​を​至上​の​もの​と​認識​し​て​いる​こと​が​気​に​入ら​ない​の​で,証人​たち​の​活動​を​禁止​し​て​いる​の​です。エホバ​の​証人​が​ロシア​に​存在​し​て​は​なら​ない​と​いう​決定​は​既に​なさ​れ​て​い​ます。裁判​所​は​単に​この​決定​を​法的​な​形式​に​し​て​いる​だけ​です」。―リュドムイーラ​・​フィリポビッチ​博士(ウクライナ)。ウクライナ​国立​科学​アカデミー​哲学​研究​所,宗教​史​と​実践​的​宗教​研究​学部​長​・​教授。ウクライナ​宗教​学​者​協会(UARR)副​会長。

  • リンゴ​・​リングベー​博士

    「暴力​と​宗教​的​憎悪​を​促進​する​テロリスト​に​対し​て​用い​られる​もの​と​同様​の​手段​と​方法​が,平和​主義​的​で​あり​暴力​に​訴え​た​過去​も​ない​非​暴力​的​な​宗教​運動​に​講じ​られ​て​いる​こと​は,大げさ​な​だけ​で​は​なく​全く​理​に​かない​ませ​ん。世界​中​の​全て​の​政府​に​とっ​て​今日,神​の​王国​の​到来​を​平和​的​に​待つ​政治​的​に​中立​な​エホバ​の​証人​と​争う​より​もっと​重大​な​問題​が​たくさん​あり​ます」。―リンゴ​・​リングベー​博士(エストニア)。エストニア​内務​省​宗務​課​顧問。エストニア​福音​ルーテル​教会​神学​研究​所,比較​宗教​学​員​外​教授。

  • アンドリュー​・​ウッド​卿

    「過激​主義​を​規制​する​法律​を​制定​し​て​いる​の​は​ロシア​だけ​で​は​あり​ませ​ん。過激​主義​と​いう​用語​は​本質​的​に​曖昧​で​主観​的​な​もの​です。わたし​は​法律​家​で​は​あり​ませ​ん​が,英国​法​と​同じ​よう​に,ロシア​の​過激​主義​対策​法​が​過激​主義​と​暴力​の​扇動​罪​と​される​もの​と​の​関係​を​明確​に​し​て​いれ​ば​よい​の​で​は​ない​か​と​思い​ます。ロシア​の​法律​は​現​政府​に​不​都合​な​意見​を​問答​無用​に​禁じる​よう​な​もの​に​近づい​て​い​ます。エホバ​の​証人​に​対する​法​の​適用​は​まさに​その​部類​に​入り​ます。わたし​の​知る​限り,エホバ​の​証人​が​暴力​行為​を​行なう​よう​他​の​人​を​扇動​し​た​記録​は​あり​ませ​ん。むしろ​その​反対​です」。―アンドリュー​・​ウッド​卿(英国)。王立​国際​問題​研究​所,チャタム​・​ハウス,ロシア​・​ユーラシアプログラム​準​会員。元​駐​露​イギリス​大使(1995‐2000)。

  • ジェームズ​・​クリスティー​博士

    「自分​の​知識​から​も,知り合い​の​エホバ​の​証人​を​見​て​いる​限り​で​も,彼ら​の​教え​に​過激​主義​的​な​こと​が​ある​と​思わ​せる​よう​な​ところ​は​何​も​あり​ませ​ん」。―ジェームズ​・​クリスティー​博士(カナダ)。ウィニペグ​大学​神学​総合​センター,神学​修士​プログラム​担当,宗教​・​国際​政策​研究​リッド​研究​所​所長,対話​神学​教授。ウォータールー​大学​コンラッド​・​グレイブル​校,プラウシェアプロジェクト​担当。

  • ジョージ​・​D​・​クリサイディス​博士

    「エホバ​の​証人​に​影響​を​与える​法律​の​制定​に​は​幾つ​か​の​問題​が​あり​ます。まず​信教​の​自由​が​大きく​制限​さ​れ​て​い​ます。国際​連合​の​世界​人権​宣言,特に​第​18​条​に​規定​さ​れ​て​いる​個人​または​集団​と​し​て​自ら​の​宗教​を​表明​する​権利​に​違反​し​ます。『過激​主義』と​いう​語​は​曖昧​です。当初​は,テロ​と​暴力​行為​に​かかわる​組織​を​指し​て​い​まし​た。ですから​その​表現​は,戦争​や​あらゆる​形​の​暴力​を​毅然​と​し​た​態度​で​拒む​エホバ​の​証人​に​当てはまる​もの​で​は​あり​ませ​ん。過激​主義​と​いう​語​は,『人種​的,民族​的,宗教​的​反目​を​煽る(あおる)』もの​と​ロシア​の​法律​で​一部​定義​さ​れ​て​い​ます。この​定義​から​し​て​も​エホバ​の​証人​は​全く​当てはまり​ませ​ん。彼ら​は​国際​的​で​多​民族​的​な​組織​で​あり,民族​や​言語​を​問わ​ず​すべて​の​人​を​受け入れる​こと​を​信条​と​し​て​い​ます」。―ジョージ​・​D​・​クリサイディス​博士(英国)。ウルバーハンプトン​大学,元​宗教​学部​長。ヨーク​・​セント​・​ジョン​大学​および​バーミンガム​大学,現代​宗教​名誉​主任​研究​員。

  • シルビオ​・​フェラーリ​博士

    「わたし​と​し​て​は,ロシア​の​宗教​的​過激​主義​に​関する​法​規定,そして​エホバ​の​証人​と​他​の​宗教​グループ​に​対する​その​法​規定​の​適用​方法​と​は,宗教​と​信教​の​自由​を​安全​保障​問題​と​する​最悪​の​例​だ​と​考え​て​い​ます。この​流れ​は,他​の​ヨーロッパ​の​国々​で​も​幾らか​見受け​られる​こと​が​あり​ます。特に​懸念​さ​れる​の​は​2​点,すなわち,国家​に​よる​内部​の​教義​と​宗教​団体​組織​へ​の​過度​な​干渉​が​許さ​れる​よう​に​なる​こと,そして​宗教​団体​間​の​差別​を​生み出す​と​いう​こと​です」。―シルビオ​・​フェラーリ​博士(イタリア)。法律​・​宗教​学​国際​コンソーシアム​終身​名誉​会長。「オックスフォード​・​ジャーナル​法律​と​宗教」(Oxford Journal of Law and Religion)共同​編集​長。欧州​政教​研究​コンソーシアム,共同​創立​者。ミラノ​大学,法律​・​宗教​・​教会​法​学部​教授。

  • エリザベス​・​クラーク​教授

    「エホバ​の​証人​の​よう​な​非​暴力​的​な​グループ​に​対し​過激​活動​対策​法​を​適用​する​こと​は,曖昧​な​法律​の​明らか​な​誤用​です。検察​と​裁判​所​は『過激​主義』を​拡大​解釈​し​て​いる​の​で,どんな​宗教​も​刑事​訴追​さ​れ​て​しまう​可能​性​が​あり​ます。誰​も​エホバ​の​証人​に​よる​差し迫っ​た​重大​な​害悪​の​脅威​を​訴え​て​い​ない​今,証人​たち​の​活動​を​禁止​する​こと​は​ロシア​の​憲法​と​国際​法​に​違反​し​ます」。―エリザベス​・​A​・​クラーク​教授(米国)。ブリガム​・​ヤング​大学,法律​・​宗教​学​研究​国際​センター​副​所長​兼​中央​・​東​ヨーロッパ​地域​顧問。

  • ゾーイ​・​ノックス​博士

    「『過激​主義』が​非​伝統​的​な​もの​または​非​正統​的​な​もの​と​し​て​大まか​に​定義​さ​れ​て​しまう​と,特定​の​目的​の​ため​に​その​語​の​解釈​を​用いる​こと​が​できる​よう​に​なり​ます。大きく​網​を​広げ​て,エホバ​の​証人​を​含む​よう​この​語​を​解釈​し​て​いる​と​なる​と,何​が​脅威​か​と​いう​より,何​が​伝統​的​か​と​みなさ​れる​か​が​問題​と​なっ​て​いる​よう​に​思わ​れ​ます。ソビエト​時代,および​それ​以降​の​エホバ​の​証人​の​扱い​は,メディア​で​あれ​政府​当局​で​あれ,かなり​の​一貫​性​が​あり​ます」。―ゾーイ​・​ノックス​博士(英国)。レスター​大学,現代​ロシア​史,准​教授。

  • エリック​・​D​・​パターソン​博士

    「過激​活動​対策​法​と​呼ば​れる​法律​の​問題​点​は,明らか​に​テロリスト​で​は​なく​宗教​的​少数​派​を​狙っ​て​作ら​れ​て​いる​ところ​に​あり​ます」。―エリック​・​D​・​パターソン​博士(米国)。リージェント​大学,ロバートソン​公共​政策​大学院,教授​・​学部​長。

  • フランク​・​ラビッチ​教授

    「『過激​主義』を,普通​で​ない​もの​と​でも​定義​し​ない​限り,エホバ​の​証人​を​過激​主義​と​みなす​こと​は​滑稽​だ​と​言わ​ざる​を​得​ませ​ん。わたし​の​知っ​て​いる​エホバ​の​証人​の​神学​と​イデオロギー​は,過激​主義​と​全く​相反する​もの​です」。―フランク​・​ラビッチ​教授(米国)。ミシガン​州立​大学,法律​・​宗教​の​ウォルター​・​H​・​ストワーズ​教授​職,法律​学​教授。

  • アラル​・​キルプ​博士

    「政治​の​危機​や​紛争​は​多く​の​場合,宗教​の​問題​に​も​発展​し​がち​です。ロシア​で​過激​主義​が​より​強く​抑圧​さ​れ​て​いる​の​は,政治​的​な​理由​に​よる​もの​で​あり,宗教​自体​と​は​関係​が​あり​ませ​ん。現在,ロシア​の​エホバ​の​証人​は,落ち度​が​ない​に​も​かかわら​ず​被害​者​と​なっ​て​しまっ​て​い​ます」。―アラル​・​キルプ​博士(エストニア)。タルトゥ​大学,政府​・​政治​研究​所,比較​政治​学​講師。EU​・​ロシア​研究​センター,「ロシア​と​東​ヨーロッパ​に​おける​宗教​と​政治」共催​者。

  • エミリー​・​B​・​バラン​博士

    「エホバ​の​証人​に​対する​ロシア​の​国家​的​な​反対​は,ソビエト​時代​に​まで​さかのぼる​長い​歴史​が​あり​ます。ソビエト​政権​下​の​エホバ​の​証人​は,選挙,兵役,国債​の​購入,そして​共産​党​へ​の​加入​を​拒み,ソ連​当局​の​イデオロギー​も​支持​し​ませ​ん​でし​た。信仰​を​捨て​させる​ため​政府​から​厳しい​圧力​を​加え​られ​て​も,彼ら​は​個人​の​家​で​集まり​合い,他​の​人​に​布教​し​続け​まし​た。証人​たち​は​ソビエト​政権​の​支持​を​拒ん​だ​ため​に,シベリア​へ​の​大​規模​な​流刑​を​含む,数十​年​に​及ぶ​厳しい​迫害​に​さらさ​れ​まし​た。ソ連​は​証人​たち​を​捕らえ,何十​年​に​も​わたっ​て​彼ら​を​投獄​し​まし​た。子ども​を​家族​から​引き離す​こと​さえ​し​まし​た。さらに​は​エホバ​の​証人​を​犯罪​者,売国奴,異常​者​と​し​て​描い​た​大々的​な​プロパガンダ​作戦​を​実施​し​まし​た。ソ連​は​20​年​以上​も​前​に​崩壊​し​た​と​は​いえ,敵意​と​迫害​と​いう​この​負​の​遺産​が​今日​も​存続​し​て​いる​こと​は​驚く​に​は​当たり​ませ​ん」。―エミリー​・​B​・​バラン​博士(米国)。ミドルテネシー​州立​大学,ロシア​・​東​ヨーロッパ​史学,准​教授。

  • ジャンピエロ​・​レオ​博士

    「『過激​主義』と​は​何​か,そして​誰​な​の​か​が​明らか​に​なっ​て​いる​劇的​な​時代​だ​から​こそ,今回​の​よう​な​ロシア​当局​の​行動​は​かなり​過激​な​もの​に​見え​ます。エホバ​の​証人​は​平和​を​促進​する​活動​を​し​て​おり,彼ら​は,信条​や​性質​そのもの​から​し​て​非​暴力​的​です」。―ジャンピエロ​・​レオ​博士(イタリア)。ピエモンテ​州,規約​人権​委員​会,副​会長。

  • メリッサ​・​フーパー​氏

    「そもそも,この​法律​は​適用​範囲​が​広すぎ​ます。この​法律​の​文言​上,警察​は​人気​が​ない,または​政府​に​とっ​て​都合​が​悪い​宗教​的​見解​を​持つ​個人​を​逮捕​し​たり​脅迫​し​たり​する​こと​が​でき​ます。エホバ​の​証人​や,他​の​少数​グループ,さらに​は​無神​論​者​を​逮捕​する​など​の​例​が​見受け​られ​て​い​ます。この​法律​は​基本​的​に,政府​が​支持​する​正教会​の​教え​を​守り,この​教え​に​取って代わる​もの​や​その​正当​性​を​脅かす​もの​を​罰する​ため​に​使わ​れ​て​い​ます」。―メリッサ​・​フーパー(米国)。弁護​士。ヒューマン​・​ライツ​・​ファースト,国際​法​奨学​金​プロジェクト/ピラー​・​プロジェクト​長。米国​法曹​協会​の​法​の​支配​イニシアチブ,モスクワ​支部​元​地域​ディレクター。

  • バシリウス​・​J​・​グルーン​博士

    「エホバ​の​証人​は​クリスチャン​の​宗派​で​あり,その​信条​は​聖書​に​基づい​て​いる​に​も​かかわら​ず,多く​の​ロシア​人​は​証人​たち​を『クリスチャン​で​は​ない』,『愛国​心​が​ない』(証人​たち​が​兵役​を​断わる​ため),『危険​な​存在』,など​と​みなし​ます。わたし​は『過激​主義​者』の​レッテル​は​間違っ​て​いる​と​考え​て​い​ます」。―バシリウス​・​J​・​グルーン(オーストリア)。ユネスコ(国連​教育​科学​文化​機関)チェア「南東​ヨーロッパ​の​異​文化​・​宗教​間​協議」の​チェアホルダー。グラーツ​大学,キリスト​教典​礼​・​美術​・​賛美​歌​学​研究​所​所長,キリスト​教​の​典礼​および​秘蹟​論​教授。

  • エリック​・​ラスバッハ​氏

    「ロシア​に​いる​エホバ​の​証人​は​他​の​国​に​いる​エホバ​の​証人​と​同様,自ら​の​信条​に​基づい​た​生活​を​送る​こと​が​でき​て​しかる​べき​です。宗教​を​持ち,それ​を​公共​圏​で​実践​する​と​いう​基本​的​人権​は​市民​的​及び​政治​的​権利​に​関する​国際​規約,ヨーロッパ​人権​条約,ロシア​憲法​を​含む​数多く​の​人権​条約​や​国​の​法令​で​保護​さ​れ​て​い​ます。エホバ​の​証人​に​も​その​権利​を​十分​に​与え​られる​べき​です」。―エリック​・​ラスバッハ​氏(米国)。宗教​の​自由​の​ため​の​ベケット​基金,次席​法務​顧問。

  • ショーン​・​F​・​ピーターズ​博士

    「エホバ​の​証人​の​誠実​な​宗教​理念​を​誤り伝える​か​の​よう​な​仕方​で​彼ら​が『過激​主義​的』と​いう​レッテル​を​貼ら​れ​た​こと​に​驚い​て​おり,失望​し​て​い​ます。自分​たち​の​宗教​を​真面目​に​実践​し,布教​し​て​いる​こと​は,ロシア​国家​に​とっ​て​脅威​と​なる​こと​は​あり​ませ​ん。彼ら​を​禁止​する​と​し​たら,国家​の​安全​と​治安​に​良い​影響​が​全く​ない​どころ​か,信教​の​自由​と​人権​に​深刻​な​打撃​を​与える​もの​と​なる​でしょ​う」。―ショーン​・​F​・​ピーターズ​博士(米国)。ウィスコンシン​大学,宗教​学​・​法律​学​上級​講師。

  • ロバート​・​C​・​ブリット​教授

    「端的​に​言う​と,禁止​さ​れる​べき​で​は​あり​ませ​ん。まず​第​一​に,この​よう​な​決定​は​過激​主義​の​広範​すぎる​定義​に​基づい​て​おり,犯罪​の​構成​要素​と​し​て​暴力​の​存在​や​一​程度​以上​の​憎しみ​の​表現​を​必要​と​し​て​い​ない​ため,すべて​の​形態​を​包含​する​可能​性​が​あり​ます。第​二​に,組織​を​全面​的​に​禁止​する​こと​は,過激​主義​的​行為​を​政府​が​他​の​方法​で​効果​的​に​抑制​でき​なかっ​た​こと​を​示す​もの​です。政府​が​これ​ほど​大げさ​に​処罰​する​の​で​あれ​ば,脅威​と​みなさ​れ​た​行為​に​対し​て​その​処罰​が​正当​かつ​必要​だっ​た​か​どう​か​を​検討​する​第​三​者​の​司法​審査​が​当然​必要​に​なり​ます。エホバ​の​証人​は​過激​主義​者​と​みなさ​れ​たり,禁止​さ​れ​たり​する​よう​な​宗教​グループ​で​は​あり​ませ​ん​が,今​述べ​た​よう​な​不​完全​な​法的​枠組み​の​ため​に​こう​し​た​事​が​生じる​可能​性​が​ある​でしょ​う」。―ロバート​・​C​・​ブリット​教授(米国)。テネシー​大学,法学​部​教授。国際​的​な​信教​の​自由​に​関する​米国​委員​会(USCIRF)元​国際​法​専門​家。

  • 「その​よう​な​こと​は​決して​あり​ませ​ん。それ​は​誤り​で​あり,信教​の​自由​を​支持​する​方針​と​一致​し​ませ​ん」。―パスカーレ​・​フェラーラ​教授(イタリア)。グイド​・​カルリ​社会​科学​国際​自由​大学(LUISS)外交​学​担当​非​常勤​教授。フィリーネ​・​エ​・​インチーザ​・​バルダルノ​の「ソフィア」大学​国際​関係​及び​融合​研究​学​担当。

  • ハビエル​・​マルティネス​・​トロン​博士

    「彼ら​の​信条​に​共感​でき​ない​部分​も​あり​ます​が,ロシア​政府​が​意図​する​意味​で​エホバ​の​証人​を『過激​主義​者』と​呼ぶ​の​は​誤っ​て​おり,不​適切​です」。―ハビエル​・​マルティネス​・​トロン​博士(スペイン)。コンプルテンセ​大学​法科​大​学院,法律​・​宗教​学部​長,法学​教授。

  • ジム​・​ベックフォード​博士

    「政府​と​結託​し​て​いる​ロシア​正教会​内​の​分子​が,自ら​の​利権​を​追求​し,いかなる​対抗​勢力​を​も​抑え込も​う​と​し​て​い​ます」。―ジム​・​ベックフォード​博士(英国)。イギリス​学士院​研究​員,ウォリック​大学​社会​学名​誉​教授,宗教​科学​研究​学会​元​会長(米国)。

  • ゲルハルト​・​ベゼール​博士

    「真​の​ロシア​人​は,『もし​クリスチャン​で​ある​なら​ば』ロシア​正教会​の​一員​です。『誤っ​た』宗教​組織​に​属し​て​いる​ロシア​人​は​社会​から​隔離​さ​れ,排除​さ​れ​て​しまい​ます。それゆえに,エホバ​の​証人​の​市民​権​は​ひどく​侵さ​れ​て​しまっ​て​いる​の​です」。―ゲルハルト​・​ベゼール​博士(ドイツ)。ドレスデン​工科​大学,ヨーロッパ​研究,名誉​教授。スタンフォード​大学,講師。自由​と​民主​主義​研究​の​シグマンド​・​ノイマン​・​インスティテュート,ディレクター。

  • マーク​・​R​・​エリオット​博士

    「わたし​の​感覚​で​言う​なら​ば,エホバ​の​証人​に​対する​敵意​は,彼ら​の​教義​と​聖典​に​対する​もの​と​いう​より​は,彼ら​の​布教​活動​が​成功​し​て​いる​こと​に​起因​し​て​い​ます。逆説​的​です​が,証人​たち​は​迫害​さ​れる​ほど,信者​数​を​増やし​て​い​ます。それ​に​加え,ソビエト​時代​に​行なわ​れ​た​強制​移送​は​裏目​に​出​まし​た。1951​年​から​1952​年,推定​7000​人​の​エホバ​の​証人​が​中央​アジア​と​シベリア​に​追放​さ​れ​まし​た​が,それ​は​彼ら​の​教え​を​広める​役割​を​果たし​た​だけ​でし​た。ロシア​全土​に​エホバ​の​証人​が​増え​た​の​は,証人​たち​の​布教​活動​の​成果​で​ある​と​同時​に,ソ連​政府​の​政策​が​裏目​に​出​て​しまっ​た​と​いう​こと​です。過去​に​彼ら​が​ソビエト​時代​の​抑圧​を​乗り切っ​た​よう​に,現在​の​法的​な​禁止​措置​も​切り抜ける​こと​は,想像​に​難く​ない​こと​です」。―マーク​・​R​・​エリオット​博士(米国)。ケンタッキー​州,アズベリー​大学,「東方​および​西方​教会​と​活動​の​報告」創刊​者。

  • レジス​・​デリクブール​博士

    「わたし​の​知っ​て​いる​限り,過激​主義​の​概念​に​つい​て​社会​学​的​な​定義​は​存在​し​ませ​ん。過激​主義​は​中道,右翼,左翼​が​ある​民主​主義​に​おける​政治​概念​と​し​て​用い​られ​て​い​ます​が,この​概念​を​宗教​に​当てはめる​こと​は​難しい​と​思い​ます。他​の​グループ​より,熱心​に​活動​を​行なう​宗教​組織(例えば,他​より​頻繁​に​祈り​を​行なう​グループ​や,食事​に​関する​特定​の​儀式​や​断食​を​求める​グループ)や,一般​より​も​厳しい​道徳​規準​を​持つ​よう​に​義務付ける​宗教​組織​が​あり​ます。エホバ​の​証人​の​活動​は​とても​熱心​です。主流​の​宗派​の​人​たち​より​も​頻繁​に​集まり合い​ます​が,頻繁​に​集まり合う​の​は​敬虔(けいけん)な​ユダヤ​教徒​の​間​で​も​見受け​られ​ます。エホバ​の​証人​は,自分​たち​の​教義​を​公​の​場所​や​家​から​家​へ​の​布教​活動​で​広め​な​けれ​ば​いけ​ない​と​信じ​て​おり,典型​的​な​諸​宗教​より​も​厳格​な​道徳​規準​を​守っ​て​い​ます。仕事​に​誠実​に​取り組み,隣人​と​仲良く​し,配偶​者​に​忠実​で,他​の​人​に​礼儀正しく,人​に​危害​を​加え​たり​し​ない,と​いう​行動​規範​に​従っ​て​い​ます。戦闘​で​人​を​殺し​たく​ない​ため​に,兵役​を​拒み​ます。これら​全て​は​主流​の​宗派​に​比べ​強烈​な​印象​を​与える​もの​の,彼ら​は​社会​に​危険​な​存在​で​は​ありえ​ませ​ん。エホバ​の​証人​は​神権​政治​を​求め​て​権力​を​握ろ​う​と​考え​て​い​ない​ため,原理​主義​者​と​は​言え​ませ​ん。(彼ら​に​とっ​て,神権​政治​は​神​の​予定​さ​れる​時期​に​到来​する​もの​だ​から​です)。証人​たち​は,イスラム​過激​派​の​よう​に​自分​たち​の​原則​に​よっ​て​規律​される​社会​を​築こ​う​と​は​思っ​て​い​ませ​ん。証人​たち​は​単に​聖書​主義​者​で​あり,自分​たち​の​生活​を​聖書​の​解釈​に​沿っ​た​もの​に​合わせ​よう​と​し​て​いる​の​です。それ​が​彼ら​の​選択​な​の​です。社会​に​とっ​て​唯一​問題​と​なる​の​は,証人​たち​が​危険​な​存在​な​の​か​どう​か​の​点​だけ​です。わたし​は『危険​で​は​ない』と​答え​ます。証人​たち​は​中立​で​あり,国​の​政治​問題​に​かかわり​ませ​ん。そして​さらに​重要​な​こと​と​し​て,彼ら​は​テロ​攻撃​を​し​たり​し​ませ​ん」。―レジス​・​デリクブール​博士(ベルギー)。社会​学​者。アントワープ​FVG(宗教​・​ヒューマニズム​比較​研究​校)新興​宗教​研究,准​教授。

  • トーマス​・​ブレマー​博士

    「わたし​は​そう​は​思い​ませ​ん。わたし​は​エホバ​の​証人​で​も​支持​者​で​も​あり​ませ​ん​し,いくつ​か​の​点​で​は​彼ら​の​教義​に​反対​さえ​し​ます​が,そう​だ​と​し​て​も​彼ら​が​過激​主義​者(もちろん,各​個人​が『過激​主義』を​どの​よう​に​理解​し​て​いる​か​に​より​ます​が)だ​と​は​思っ​て​い​ませ​ん​し,わたし​は​彼ら​が,他​の​全て​の​人​と​同様​に​その​信念​を​表現​する​権利​を​持つ​べき​だ​と​思い​ます」。―トーマス​・​ブレマー​博士(ドイツ)。ニューヨーク​大学,ジョーダン​・​ロシア​高等​研究​センター,元​主任​研究​員。ミュンスター​大学,東方​諸​教会​研究​・​平和​研究,世界​教会​神学​教授。

  • マルコ​・​ベントゥーラ​博士

    「ロシア​の​法律​を​エホバ​の​証人​に​適用​し​た​結果,基本​的​人権​が​不当​に​制限​さ​れる​こと​に​なり​まし​た。これ​は​個人​および​集団​の​信教​の​自由​を​保護​し,宗教​を​理由​と​する​差別​を​禁止​する​国際​人権​法​に​反し​て​い​ます。この​結論​は​国際​人権​法​で​確立​さ​れ​た​方法​論​に​基づい​て​い​ます。そこ​で​は​信教​や​信条​の​自由​が​侵害​さ​れ​た​か​どう​か​を,(1)宗教​や​信条​を​表明​する​自由​が​実際​に​制限​さ​れ​た​か​どう​か,(2)当該​制限​が​正当​な​理由​に​基づく​もの​で​あり​平衡​の​取れ​た​措置​で​あっ​た​か​どう​か,と​いう​点​に​基づい​て​評価​さ​れ​て​い​ます」。―マルコ​・​ベントゥーラ​博士(イタリア)。シエナ​大学,法律​・​宗教​学​教授。ブルーノ​・​ケスラー​財団,宗教​研究​センター,所長。ストラスブール​大学(フランス),法律​・​宗教​・​法人​・​社会​センター(DRES),准​研究​員。

  • マーク​・​ユルゲンスマイヤー​博士

    「嘆かわしい​こと​に,過激​主義​者​と​戦う​と​いう​名目​の​もと​に​信教​の​自由​が​抑圧​さ​れ​て​い​ます。この​21​世紀​の​社会​に​おい​て​思想​統制​が​なおも​図り​続け​られ​て​いる​こと​を​憂慮​し​ます。我々​に​は​もっと​良い​政治​を​受ける​権利​が​ある​はず​です」。―マーク​・​ユルゲンスマイヤー​博士(米国)。カリフォルニア​大学​サンタバーバラ​校,宗教​学​客員​教授,社会​学​教授,オーファリー​・​グローバル​国際​研究​センター​長。

「過激​主義」対策​の​ため​に​ロシア​政府​が​講じ​て​いる​対策​を​どの​よう​に​捉え​て​い​ます​か。

  • 「過激​主義​と​の​戦い​に​おい​て​ロシア​自体​が​過激​主義​的​な​方法​を​用い​て​い​ます。厳しく,強引​で,過激​な​行動​を​執り,禁令​を​課し​て​い​ます。当局​の​差別​的​な​行動​は​酌量​も,正当​化​も,理解​も​でき​ない​もの​です。これら​の​決定​と​行動​は​ただただ​恐怖​を​もたらし​ます」。―フィリポビッチ​博士(ウクライナ)。

  • 「わたし​ほど,どんな​形​の​テロ​に​も​賛成​せ​ず,安全​の​必要​性​を​認識​し​て​いる​人​は​い​ない​と​思い​ます。しかし,過激​主義​に​関する​法​規定​を​エホバ​の​証人​に,つまり​どんな​暴力​に​訴える​こと​も​し​ない​宗教​団体​に​適用​する​と​いう​こと​は,安全​と​いう​理由​を​盾​に​し​て​信教​の​自由​を​含む​他​の​すべて​の​権利​を​制限​する​危険​性​を​示し​て​い​ます。それゆえに,信教​の​自由​と​平等​を​公然​と​脅かし​て​いる​法​規制​と​その​施行​を​はっきり​非難​する​の​は​学​者​を​含め,すべて​の​人​の​責任​で​ある​と​考え​て​い​ます」。―フェラーリ​博士(イタリア)。

  • デリック​・​H​・​デービス​博士

    「戦う​べき​な​の​は,人々​の​身体​や​生命​に​危険​を​もたらす​過激​主義​です。それ​以外​の​もの​と​戦う​と​し​たら,それ​こそ​が​一​種​の​過激​主義​に​なっ​て​しまう​でしょ​う。それ​で​エホバ​の​証人​の​よう​な​平和​的​な​グループ​に​対する​ロシア​の​攻撃​的​な​迫害​は​明らか​に『過激』です」。―デリック​・​H​・​デービス​博士(米国)。弁護​士。ベイラー​大学,J​・​M​・​ドーソン​政教​学​研究​所​元​所長。

  • 「先​ほど​述べ​た​よう​に,『過激​主義​的』と​いう​言葉​は​曖昧​で,その​適用​は​主観​的​に​なる​こと​が​あり​ます。ロシア​が​取っ​た​手段​は​度​を​超え​た,不​適切​な​もの​で​ある​と​わたし​は​断言​でき​ます。また​ロシア​当局​は​ヨーロッパ​人権​裁判​所​から​信教​の​自由​を​侵害​し​て​いる​と​の​判断​を​下さ​れ​て​い​ます。ISIS​の​よう​な​過激​主義​団体​と​呼ば​れる​もの​は​もちろん​深刻​な​脅威​で​あり,彼ら​の​活動​を​抑制​する​ため​に​手段​が​講じ​られる​必要​が​あり​ます。しかし,エホバ​の​証人​は​その​よう​な​脅威​となり​え​ず,彼ら​の​活動​を​抑制​する​理由​と​し​て​テロ​組織​の​脅威​を​持ち出す​の​は​不​適切​です」。―クリサイディス​博士(英国)。

  • 「最近​行なわ​れ​た​ロシア​の​過激​活動​対策​法​の​改正​は,ロシア​に​おける​信教​の​自由​が​閉ざさ​れ​始め​た​こと​を​示し​て​い​ます。エホバ​の​証人​の​最近​の​例​に​も​示さ​れ​て​いる​よう​に,この​法​改正​は​宗教​的​少数​派​の​活動​を​終わらせる​ため​に​用い​られ​て​い​ます。歴史​的​観点​から​する​と,現在,布教​活動​に​課せ​られ​て​いる​制限​は​ソビエト​時代​を​彷彿(ほうふつ)と​させ​ます」。―リングベー​博士(エストニア)。

  • ウィリアム​・​シュミット​博士

    「過激​主義​的​傾向​と​いう​もの​は,団体​だけ​で​なく,個人​と​し​て​も​表わさ​れる​もの​と​し​て​広く​認識​さ​れ​て​い​ます。過激​主義​は​政治​活動​の​一​形態​で​あり,宗教​活動​それ​自体​に​当てはまる​もの​で​は​あり​ませ​ん。ロシア​連邦​で​は,宗教​組織​に​よる​この​種​の​活動​が​法的​に​規制​さ​れ​て​おり,もし(過激​活動​に​よる)事件​が​起き​た​場合,当然​ながら​違反​者​に​刑罰​が​科せ​られる​べき​です。これ​が​法​の​支配​の​原則​です。過激​活動​を​理由​に​宗教​と​いう​領域​を​犯罪​と​し​て​扱っ​て​しまう​危険​が​ある​の​でしょ​う​か。ある​と​言え​ます。法​規範​の​選択​的​な​適用​や​独断​的​な​解釈,また​素人​の(誤っ​た)専門​家​研究​を​司法​に​採用​する​こと​など​が​生じる​ため​です」。―ウィリアム​・​シュミット​博士(ロシア)。「Eurasia: the spiritual traditions of the peoples(ユーラシア: 人々​の​霊的​な​伝統)」誌,編集​長。ロシア​大統領​府​直属​国立​経済​行政​アカデミー(RANEPA),国家​・​連邦​関係​論​教授。

  • 「無​防備​な​人々​を​守る​ため​に​過激​主義​を​規制​する​法律​を​用いる​こと​は,平衡​が​保た​れる​限り​容認​でき​ます。一方​で,その​よう​な​法律​を​エホバ​の​証人​の​よう​な​非​暴力​的​な​宗教​的​少数​派​の​自由​を​抑制​する​ため​に​用いる​こと​は,全く​受け入れ​られ​ませ​ん」。―レオ​博士(イタリア)。

  • 「少なく​と​も​2012​年​を​節目​に,ロシア​の​国家​政策​は​ほとんど​復古​的​と​も​いえる,保守​的​な​傾向​が​見受け​られ​ます。法律​は​より​厳しく​なり,異なる​政治​的​権利,また​市民​権​で​さえ​抑制​する​よう​に​なり​まし​た。現在​の​ロシア​の​過激​活動​対策​法​は​適用​範囲​が​広く,曖昧​で​ある​ため,誰​も​が​過激​主義​者​と​し​て​訴え​られる​可能​性​が​あり​ます。テロ​攻撃​を​計画​し​なく​て​も,地元​の​役人​を​ソーシャルメディア​上​で​批判​し​たり,政治​集会​に​参加​し​たり​する​だけ​で​過激​主義​に​問わ​れる​こと​が​ありえ​ます。宗教​の​分野​に​踏み込む​立法​は,この​傾向​の​一例​に​すぎ​ませ​ん」。―アスレイナー​博士(ロシア)。

  • 「(アゼルバイジャン​と​とも​に)ロシア​の​宗教​規制​の​やり方​は​非常​に​過激​だ​と​思い​ます。と​いう​の​も,ほとんど​の​欧州​諸国​は,禁じ​られ​た​宗教​文書​の​リスト​を​公表​し​たり,宗教​文書​の​過激​主義​的​な​要素​を​行政​や​司法​が​扱っ​たり​し​て​い​ない​から​です」。―キルプ​博士(エストニア)。

  • 「宗教​を​ベース​に​し​た​過激​主義​を​規制​する​ため​の​非​合法​的​な​戦い​は,2002​年​に​過激​活動​対策​法​が​施行​さ​れ​て​から​徐々​に​進展​し​始め​まし​た。それ​以降,反​過激​主義​の​政策​は『非​伝統​的​な』宗教​と​戦う​ため​の​武器​と​なり​まし​た。広範​な​解釈​が​可能​で​ある『過激​主義』と​いう​語​を​用い​て,裁判​官​は​非​常識​的​な​理由​で​宗教​文書​を​過激​主義​的​と​判断​できる​よう​に​なっ​て​い​ます。過激​活動​対策​法​は,2000​年代​中頃​から​正教会​と​イスラム​教​以外​の​宗派​に​悲喜​劇的​な​仕方​で​適用​さ​れ​て​い​ます」。―ルンキン​博士(ロシア)。

  • 「ロシア​は​伝統​的​な​4​つ​の​宗教​以外​の,いかなる​宗教​もしくは​考え​が​広まる​こと​を​抑え​よう​と​し​て​い​ます。エホバ​の​証人​や​福音​派,布教​活動​を​行なう​プロテスタント​と​いっ​た​グループ​も​同様​に​迫害​に​直面​し​ます」。―バウリング​教授(英国)。

  • 「エホバ​の​証人​の​よう​な​少数​派​に​対する​ロシア​の​攻撃​は​まさしく​差別​です。正教会​以外​の​宗教​的​少数​派​に​対する​社会​的,政治​的​および​宗教​的​対立​と​いう​長い​歴史​の​ある​慣行​に​基づい​て​い​ます。これら​宗教​的​少数​派​は​スケープゴート​に​まつり​あげ​られ​て​いる​の​です。フランス​も​同様​に​セクト​に​厳しい​立場​を​取っ​て​き​まし​た。フランス​政府​は​エホバ​の​証人​に​課税​し,証人​たち​の​壊滅​を​企み​まし​た。です​が​証人​たち​は​ストラスブール​に​ある​ヨーロッパ​人権​裁判​所​に​訴え​を​持ち込み,最終​的​に​は​勝訴​し​まし​た。ヨーロッパ​人権​裁判​所​は,フランス​政府​が​証人​たち​を​差別​し,宗教​法人​と​し​て​の​認可,また​信者​たち​に​よる​寄付​の​免税​を​認め​なかっ​た​ため​に,エホバ​の​証人​の​フランス​支部​に​膨大​な​賠償​金​と​利息​を​支払う​よう​命じる​判決​を​下し​まし​た」。―デリクブール​博士(ベルギー)。

  • 「ロシア​は​扇動​を​引き起こし​たり,暴力​に​訴え​たり​する​よう​な​真​の​過激​主義​者​と​戦う​べき​です。ですが,問題​と​なっ​て​いる​法規​は​非常​に​厳しい​方法​で​ほとんど​の​宗教​団体​に​適用​さ​れ​て​い​ます。厳しい​と​いう​の​は,行為​に​対し​て​刑罰​が​不当​に​大きい​と​いう​こと​です。この​法律​が​厳しい​と​いえる​2​つ​目​の​理由​は,何​を,そして​誰​を​ターゲット​と​し​て​いる​か​です。例えば,1万5000​ドル​の​罰金​が​科さ​れ​た​場合,小さな​教会​や​非​営利​組織​に​とっ​て​は​壊滅​的​です。1​つ​の​法規​に​よれ​ば,外国​人​の​宗教​指導​者​や​宣教​師​など​を​ロシア​に​連れ​て​来る​に​は,それ​以前​に,15​年間​ロシア​で​登録​さ​れ​て​いる​必要​が​あり​ます」。―パターソン​博士(米国)。

  • 「テロ​行為​や​過激​主義(反​社会​的​または​非​人道​的​な​行為​を​指し​て​いる​場合)など,犯罪​に​対する​戦い​は​日​に​日​に​より​現実​的​に​なっ​て​い​ます。しかし,本当​の​犯罪​と​戦う​こと​と,刑法​上​の​概念​を​利用​し​て​崇拝​の​自由​を​含む​人々​の​良心​の​自由​を​公然​と​制限​する​こと​と​は​全く​異なっ​て​い​ます。ロシア​内​の​学​者​や​法律​専門​家​と​いっ​た​多く​の​専門​家​が,『過激​主義』と​いう​語​を​少数​派​の​宗教​グループ​に​適用​する​こと​は​違憲,また​違法​と​みなし​て​い​ます。しかし​様々​な​理由​に​よっ​て,法​の​原則​が​腐敗​に​取って代わら​れる​と,わたしたち​が​知っ​て​いる​通り,人権​や​自由​と​いっ​た​権利​が​無視​さ​れ​て​しまい​ます」。―エルバキアン​博士(ロシア)。

  • ホシン​・​サドク​博士

    「ロシア​の​過激​主義​対策​の​法律​で​一番​問題​な​の​は,過激​主義​そのもの​の​概念​です。これ​は,法的​な​概念​と​いう​より,政治​的​な​概念​です。例えば,政府​は​ヨーロッパ​人権​条約​に​より​保障​さ​れ​て​いる​信教​の​自由​や​表現​の​自由​を,『国家​の​安全,公共​の​安全,国​の​福祉,秩序​の​維持​や​犯罪​の​防止,健康​または​道徳​の​保護,他​の​人​の​権利​や​自由​の​保護,公​の​秩序​の​保護』など​の​理由​に​より​必要​な​場合​に​制限​する​こと​が​同​条約​に​より​許さ​れ​て​い​ます。その​ため,各国​に​実際​の​脅威​が​ある​と​確認​さ​れ​た​場合,公共​の​自由​を​制限​する​こと​を​国際​法​に​より​すでに​認め​られ​て​いる​わけ​です。ヨーロッパ​人権​条約​で​認め​られ​て​いる​目的​を​達成​する​ため​に​個別​の​法律​を​制定​する​必要​は​あり​ませ​ん。特に​問題​と​なっ​て​いる​の​は​ロシア​の​法律​に​明確​な​定義​が​欠け​て​いる​と​いう​点​です。ロシア​の​法律​に​よれ​ば​過激​主義​と​は​どう​いう​こと​な​の​でしょ​う​か。これ​も​また,実際​に​は​政治​的​な​概念​で​ある​ため,当局​に​とっ​て​好ましく​ない​人々​すべて​の​自由​を​制限​できる​よう​に​なる​の​です。この​観点​から​見る​と,ロシア​の​法律​は​ヨーロッパ​人権​条約​の​精神​と​文言​の​両方​に​相反し​て​いる​もの​で​ある​こと​は​明らか​です」。―ホシン​・​サドク​博士(フランス)。オート​・​アルザス​大学,社会​・​法律​経済​学部,ディレクター,公法​講師。

  • 「過激​主義​に​対抗​する​に​は,政府​の​利益​と​個人​の​自由​を​バランス​よく​扱う​必要​が​あり,後者​を​ないがしろ​に​し​て​は​いけ​ませ​ん。この​必要​な​バランス​こそ,ロシア​の​過激​活動​対策​が​非常​に​失敗​し​て​いる​分野​と​いえ​ます。とりわけ,過激​主義​の​定義​も​訴追​も,ロシア​政府​だけ​の​狭い​利益​を​追求​する​方法​で​行なわ​れ​て​い​ます。この​法規​に​よっ​て​市民​が​実際​の​脅威​から​守ら​れる​か​も​しれ​ない​一方,何らか​の​理由​で​政府​に​とっ​て​好ましく​ない,または​ロシア​の​伝統​的​な​宗教​的​価値​観​を​脅かす​と​みなさ​れる​個人​や​団体​を​抑圧​ない​し​は​沈黙​さ​せる​簡単​な​手段​を​政府​に​与える​こと​に​も​なり​得​ます。この​よう​な​法規​を​ロシア​が​維持​し​拡大​でき​て​いる​理由​の​少なく​と​も​一部​は,国内​の​意味​ある​民主​的​プロセス​が​崩壊​し​て​いる​こと​と,他​の​国々​や​国際​団体​など​の​外的​要因​が​この​不​都合​な​現実​を​認め​て​対応​し​て​い​ない​こと​に​より​ます」。―ブリット​教授(米国)。

  • 「ロシア​は,エホバ​の​証人​に​対し​て​合衆国​が​1940​年代​に​犯し​た​間違い​と​同じ​轍(てつ)を​踏も​う​と​し​て​い​ます。当時,エホバ​の​証人​は​良心​ゆえに​合衆国​へ​の『忠誠​の​誓い』の​式典​に​参加​し​なかっ​た​ため,多く​の​アメリカ​人​から『過激​主義​的』で​ある​と​みなさ​れ​て​い​まし​た。当初,合衆国​最高​裁判​所​も​含め​政府​の​役人​たち​は,エホバ​の​証人​の​一般​社会​に​沿わ​ない​行動​を​不利​に​扱い​まし​た。それで,エホバ​の​証人​に​対し​て​おぞましい​暴力​が​ふるわ​れ​まし​た​が,その​後​良心​の​問題​が​再考​さ​れる​よう​に​なり​まし​た。その​うち​ほとんど​の​アメリカ​人​と​アメリカ​の​裁判​所​は,エホバ​の​証人​を​含む,宗教​の​多様​性​が​社会​に​良い​影響​を​及ぼす​と​し​て​受け入れる​よう​に​なり​まし​た」。―ラスバッハ​氏(米国)。

  • 「ロシア​の​法​制度​に​は,『過激​主義』,『過激​活動』,『信条​を​伝える​こと』,『宣教​活動』,そして​信仰​し​て​いる​宗教​や​信条​の『真実​性』や『優位​性』の​主張​など​と​いっ​た,広範囲​な​意味​を​持つ​用語​に​頼っ​て​いる​様子​が​見受け​られ​ます。公的​文書​に​明確​かつ​狭義​の​定義​が​なく,証拠​の​提出​と​評価​に​関する​規定​が​非常​に​大雑把(宗教​的​な『過激​主義』に​関し​て​言え​ば,暴力​の​使用​や​その​脅威​すら​必要​で​ない​と​定義​さ​れ​て​いる)で​ある​ため,警察​官​や​行政​職員,裁判​官​や​専門​家​に​大幅​な​裁量​が​与え​られ​て​い​ます。意味深い​こと​に,国連​の​規約​人権​委員​会(2015​年​4​月​28​日​の​総括​所見)は,『「過激​活動」と​いう​あいまい​で​制限​の​ない​定義​を​明確​に​し,その​定義​に​暴力​的​または​憎悪​的​な​要素​が​確実​に​含め​られる​よう​に​し』,『どの​文書​が​過激​主義​に​分類​さ​れる​か』に​つい​て​の​詳細​な​規準​を​確立​さ​せる​こと,また『この​法律​の​恣意​的​な​利用​の​防止​と,連邦​内​過激​主義​的​文書​リスト​の​改定​に​必要​な​あらゆる​手段​を​講じる』よう,ロシア​当局​に​求め​て​い​ます​が,当局​は​その​要求​を​無視​し​て​い​ます」。―ベントゥーラ​博士(イタリア)。

  • キャサリン​・​コスマン​氏

    「ロシア​の​過激​活動​対策​法​は​2002​年​に​成立​し,2007​年​まで​に​は​宗教​の​領域​を​含む,非​暴力​的​な​活動​や​意見​の​提唱​まで​も​が​含ま​れる​よう​に​改正​さ​れ​まし​た。ロシア​の​当局​者​は,この​処罰​対象​を​広げ​すぎる​と,政府​の​都合​に​合わ​ない​宗教​や​他​の​考え方​を​探求​し​よう​と​する​に​すぎ​ない​平和​的​な​市民​を​わな​に​かける​危険​に​走りかね​ませ​ん。例えば,公​に​認め​られ​た​枠組み​以外​で​信仰​を​実践​し​よう​と​する​イスラム​教徒​は,ロシア​の​過度​に​広範​な​過激​活動​対策​法​に​違反​し​た​と​し​て​ロシア​の​裁判​所​に​より​罰せ​られ​やすく​なり​ます。政府​が​本当​に​寛容​に​なり,司法​の​運用​も​刷新​する​こと​が​できれ​ば,ロシア​の​宗教​および​民族​の​多様​化​を​促進​する​よう​な​仕方​で​宗教​や​過激​主義​に​関連​する​法律​が​適用​さ​れる​よう​に​なる​はず​です。ロシア​政府​は,多様​性​を​強引​に​抑え​て​画一​化​し​よう​と​する​方針​を​やめる​べき​です」。―キャサリン​・​コスマン​氏(米国)。国際​的​な​信教​の​自由​に​関する​米国​委員​会(USCIRF)政策​上級​アナリスト(欧州​および​旧​ソ連​諸国)。

  • 「反​過激​主義​に​関する​大半​の​宗教​政策​は,ロシア​正教会​が​文化​の​一​点​集中​を​推し進め​て​いる​こと​に​より​ます」。―ベゼール​博士(ドイツ)。

  • 「確か​に​ロシア​は​宗教​に​関係​し​た​過激​主義​に​よっ​て​あおら​れ​た​暴力​に​直面​し​て​き​まし​た。しかし​近年,過激​主義​に​対する​法的​措置​が,暴力​行為​に​関係​する​グループ​に​適用​さ​れる​だけ​で​なく,人気​の​ない​宗教​グループ​を​制限​する​ため​に​も​利用​さ​れる​こと​が​増え​て​い​ます」。―クラーク​教授(米国)。

  • 「ロシア​の​法​制度​に​は​2​つ​の​点​で​大きな​欠陥​が​あり​ます。崇拝​の​自由​など​を​保障​する​ロシア​の​長い​成文​憲法​は​最高​法規​で​ある​と​うたわ​れ​て​おり,特定​の​行為​や​法​規定​が​合憲​か​否​か​の​判断​は​連邦​憲法​裁判​所​が​行なう​こと​に​なっ​て​い​ます。しかし,これら​の​こと​は​実際​に​は​十分​尊重​さ​れ​て​い​ませ​ん。実​の​ところ,ロシア​の​裁判​所​は​連邦​当局​または​地方​当局​の​行政​命令​に​服し​て​おり,これら​の​行政​当局​は​憲法​上​の​責任​を​負っ​て​い​ませ​ん。次​に,ロシア​の​法律​は​解釈​が​広がっ​たり​変わっ​たり​し​ます。ロシア​の​過激​活動​対策​法​は,過激​主義​と​は​何​か​を​明確​に​定義​し​て​い​ませ​ん。したがって,それら​の​法律​は​あらゆる​レベル​の​行政​当局​が,ほぼ​思惑​どおり​に​解釈​できる​よう​に​なっ​て​い​ます」。―アンドリュー​・​ウッド​卿(英国)。

  • 「ロシア​に​は​本当​の​過激​主義​と​戦う​一切​の​権利​が​あり,実際​そう​する​義務​を​国民​に​対し​て​負っ​て​すら​い​ます。しかし,他人​の​身体​的​な​安全​を​脅かさ​ない​もの​の​人気​の​ない​宗教​グループ​を​過激​主義​と​ラベル​貼り​する​こと​自体​が​かなり​過激​です。現在​の​ロシア​政府​は,統制​でき​さえ​すれ​ば,本物​の​過激​主義​者​を​それ​ほど​心配​し​ない​の​で​は​ない​か​と​思い​ます。むしろ​統制​でき​ない​と​感じる​グループ​の​ほう​を​ずっ​と​恐れ​て​いる​と​思い​ます。エホバ​の​証人​が​何​より​も​まず​神​に​忠誠​を​尽くす​こと​を​考える​と,ロシア​の​現​政府​は『過激​主義』と​いう​ラベル​を​用い​て​彼ら​を​排除​し​よう​と​し​て​いる​の​で​は​ない​でしょ​う​か。また,布教​を​行なう​少数​派​の​キリスト​教​団体​を​排除​し​よう​と​する​ロシア​正教会​の​影響​も​ある​と​思い​ます」。―ラビッチ​教授(米国)。

  • 「ロシア​の​法律​と,当局​者​の​用い​て​いる​手段​に​よっ​て,自己​の​意見​を​表明​する​権利​と​いっ​た​基本​的​な​権利​が​多く​の​個人​や​団体​から​奪わ​れ​て​い​ます。たとえ​客観​的​に​見​て​間違っ​て​いる​意見​だ​と​し​て​も,それ​を​述べる​権利​は​ある​はず​です。それ​を​禁止​する​の​が​正当​化​さ​れる​の​は,他​の​人​の​命​が​危険​に​さらさ​れる​か,社会​秩序​が​損なわ​れる​など,ごく​まれ​な​場合​のみ​です。これら​は​エホバ​の​証人​に​は​当てはまり​ませ​ん」。―ブレマー​博士(ドイツ)。

ロシア​の​法律​に​よれ​ば,自分​の​信じ​て​いる​宗教​の​真実​性​や​優位​性​を​伝える​こと​が「過激​主義​的」と​判断​さ​れる​可能​性​が​あり​ます。そう​し​た​行為​は,過激​主義​的​か​どう​か​を​決める​法的​な​根拠​に​なり​ます​か。

  • 「いいえ。その​よう​な​判断​は​合理​的​で​も​なく,道理​に​合わ​ない​どころ​か,ロシア​も​批准​し​て​いる​ECHR(ヨーロッパ​人権​条約)の​第​9​条​や,ICCPR(市民​的​及び​政治​的​権利​に​関する​国際​規約)の​第​18​条​を​はじめ​と​する​人権​基準​の​侵害​に​なり​ます」。―バウリング​教授(英国)。

  • ギャレット​・​エップス​教授

    「いいえ。自分​の​宗教​の​正しさ​を​信じる​人​を​過激​主義​者​と​呼ぶ​こと​を​認める​よう​な​国際​法​の​原則​は​1​つ​も​思い浮かび​ませ​ん」。―ギャレット​・​エップス​教授(米国)。ボルティモア​大学​法科​大​学院,法律​学​教授。ザ​・​アトランティック​誌,最高​裁判​所​特派​員。

  • 「まず,この​考え​は​明らか​に​不​条理​です。公平​に​施行​する​と​なれ​ば,ロシア​の​法律​で​は​すべて​の​宗教​が​禁止​さ​れる​こと​に​なり​ます。すべて​の​宗教​は​真理​を​教え​て​いる​と​主張​し,信徒​は​自分​の​信仰​こそ​が​正しい​もの​だ​と​信じ​て​い​ます。そう​で​なけれ​ば,宗教​に​価値​は​あり​ませ​ん。この​法律​は,ロシア​政府​が​宗教​的​マイノリティ(少数​派),とりわけ​エホバ​の​証人​を​差別​する​ため​の​法的​な​隠れみの​に​すぎ​ませ​ん」。―バラン​博士(米国)。

  • 「わたし​は,誰​も​が​自分​の​宗教​の​優位​性​を​信じ​て​いる​と​思っ​て​い​まし​た。そう​で​なけれ​ば,別​の​宗教​に​変える​でしょ​う。エホバ​の​証人​は​自分​たち​だけ​が『真理』を​持っ​て​いる​と​主張​し​て​い​ます​が,キリスト​教​の​別​の​宗派​や​他​の​宗教​も​同じ​よう​に​唯一​性​を​主張​し​て​き​まし​た。自分​の​宗教​の​優位​性​と​唯一​性​を​信じる​こと​は,世界​人権​宣言​で​定義​さ​れ​て​いる​宗教​の​自由​の​下​で​認め​られる​べき​です」。―クリサイディス​博士(英国)。

  • 「専門​家​が,宗教​活動​の​根幹​を​なす​考え,すなわち,信者​たち​が​自分​たち​の​持っ​て​いる​真理​を​信じ,その​真理​は​彼ら​だけ​に​与え​られ​て​いる​もの​で​ある​と​確信​する​こと​を『過激​主義』と​ラベル​貼り​し​て​しまう​の​は​ショッキング​です。一​団体​に​属し​て​いる​信者​たち​に​は,真理​に​関する​独自​の​解釈​と,それ​に​基づい​た​聖典​の​解釈​が​あり​ます。その​ため,『他​の​宗教​団体​と​相いれ​ない』こと​は​当然​です」。―ルンキン​博士(ロシア)。

  • 「この​よう​な​見方​は​もちろん​言語道断​です。信心深い​人​は,自分​の​選ん​だ​宗教​の​教義​が​正しく,他​の​宗教​の​教義​より​優位​だ​と​考え​て​いる​から​こそ,その​教義​を​選び​それ​に​従っ​て​生活​する​の​で​あっ​て,ロシア​の​見方​は​すべて​の​宗教​を​愚弄​する​もの​です」。―デービス​博士(米国)。

  • 「本当​に​少数​の​例外​を​除き,すべて​の​宗教​は​神​に​関する​真理​を​持っ​て​いる​と​確信​し​て​い​ます。『あの​宗教​の​ほう​が,わたしたち​の​宗教​より​正しく​て​良い』と​いう​人​は​い​ませ​ん」。―ブレマー​博士(ドイツ)。

  • アイダル​・​スルタノフ​博士

    「この​質問​は​修辞​的​で​答え​を​必要​と​し​て​い​ない​と​思い​ます。もちろん,どの​信者​も,他​の​人​が​間違っ​た​考え​と​いう​闇​から​抜け出し​て​救わ​れ​て​ほしい​と​願っ​て​い​ます。そう​だ​から​こそ,こちら​の​宗教​が​正しい​と​主張​する​わけ​です」。―アイダル​・​スルタノフ​博士(ロシア)。ロシア​の​法学​者,人権​活動​家。

  • 「前​に​も​述べ​た​通り,過激​主義​は​宗教​社会​学​の​概念​に​は​あり​ませ​ん。ある​宗教​団体​に​公​の​秩序​や​国家​の​安全​を​脅かす​潜在​的​な​リスク​が​ある​か​どう​か​を​検討​する​に​は,その​信条​で​は​なく,その​活動​を​見る​必要​が​あり​ます。違法​行為​を​行なっ​て​い​なけれ​ば,非難​する​こと​は​でき​ませ​ん。宗教​団体​に​は,事​の​良し悪し​を​表現​する​権利​が​あり​ます。ちなみに,どの​政治​家​も​自分​が​一番​と​主張​し​て​い​ます​が,それ​が​原因​で​過激​主義​と​は​言わ​れ​て​い​ませ​ん。自分​は​嘘(うそ)つき​で​ある​と​か,自分​の​属し​て​いる​政党​は​他​の​政党​に​劣っ​て​いる​など​と​言う​政治​家​を​見​た​こと​は​あり​ませ​ん。どの​宗教​団体​も,自分​たち​の​聖典​の​解釈​が​一番​だ​と​考え​て​い​ます。政府​が​問題​に​す​べき​な​の​は,団体​が​犯し​た,または​犯す​見込み​が​ある​違法​行為​や​暴力​行為​の​ほう​です」。―デリクブール​博士(ベルギー)。

  • 「信条​を​広める​こと​を​制限​する​最近​の​改正​法​は​明らか​に​道理​に​かなっ​て​い​ませ​ん。信者​が,自分​の​宗教​が​正しい​もの​で​ある​と​信じ,平和​的​かつ​思いやり​の​ある​方法​で​布教​する​こと​を​許さ​れ​て​い​ない​の​で​あれ​ば,信教​の​自由​は​極めて​制限​さ​れる​こと​に​なり​ます」。―フェラーリ​博士(イタリア)。

  • 「自分​の​宗教​的​見解​の​正しさ​や,特定​の​信仰​の​優位​性​を​語る​こと​自体​が​過激​主義​で​ある​と​定義​す​べき​で​は​あり​ませ​ん。ほとんど​の​宗教​は,他​の​宗教​に​真っ向​から​対立​する​考え​から​成る,自分​たち​に​とっ​て​の​真理​を​基盤​と​し​て​い​ます。考え​は​対立​し​て​い​て​も,平和​的​な​対話​形式​で​意見​交換​を​行なえ​ば,他人​の​権利​や​自由​を​侵害​し​たり,公​の​秩序​を​脅かし​たり​する​こと​は​あり​ませ​ん。つまる​ところ,脅迫​や​暴力​に​訴え​ず,ヘイトクライム(憎悪​犯罪)に​結びつか​ない​方法​で​この​よう​な​異なる​意見​を​表明​できる​社会​こそ,豊か​な​民主​社会​な​の​です。ICCPR(市民​的​及び​政治​的​権利​に​関する​国際​規約)は,『差別,敵意,または​暴力​の​扇動​と​なる……宗教​的​憎悪​の​唱道』を​禁止​する​よう​政府​に​義務づけ​て​い​ます​が,その​唱道​が​かなり​の​程度​の​もの​で​ない​限り​政府​は​干渉​する​べき​で​は​あり​ませ​ん。さらに,この​条件​の​下​に​介入​する​場合​で​も,政府​は​介入​の​程度​と​必要​性​を​考慮​する​必要​が​あり​ます。ロシア​政府​が​過激​活動​対策​法​を​適用​し​て​いる​事例​を​見る​限り,程度​や​必要​性​が​ほとんど​考慮​さ​れ​て​い​ない​どころ​か,『過激​主義』と​判断​さ​れ​て​いる​宗教​的​な​見方​を​理解​し​よう​と​する​姿勢​すら​あり​ませ​ん」。―ブリット​教授(米国)。

  • 「信教​の​自由​に​加え​て​言論​の​自由​が​問題​に​なっ​て​い​ます。この​法律​で​は,政治​体制​に​とっ​て​好ま​れ​ない​宗教​団体​が​制裁​の​ターゲット​に​なり​ます。さらに,宗教​思想​の​分野​に​おける​競争​相手​を​排除​し​たい​と​考える,政治​的​な​影響​力​を​持つ​宗教​グループ​に​も​利用​さ​れる​おそれ​が​あり​ます」。―リングベー​博士(エストニア)。

  • 「自分​の​宗教​の​真実​性​と​優位​性​を​語る​こと​が​過激​主義​の​根拠​で​ある​と​する​考え方​は,ロシア​の​過激​活動​対策​法​の​核心​部分​に​おける​混乱​を​如実​に​表わし​て​い​ます。ロシア​政府​公認​の​伝統​的​な​宗教​の​少なく​と​も​1​つ​は​それ​を​根拠​に​成り立っ​て​いる​から​です」。―アンドリュー​・​ウッド​卿(英国)。

  • 「ロシア​の​法律​で​は,自分​の​宗教​を​支持​し​て,それ​が​正しい​と​唱道​する​だけ​で​ヘイトスピーチ(憎悪​表現)に​なる​と​され​て​い​ます。国家​の​安全​と​いう​視点​から​見​た​本当​の​線引き​は,宗教​団体​や​個人​が,宗教​の​名​の​下​に​他​の​人​を​傷つける​こと(他​の​信仰​の​人​を​殺す​義務​が​ある​など)を​唱道​する​場合​に​ある​べき​です。政府​は​境界​を​引く​こと​で​安全​を​守る​こと​が​でき​ます。暴力​の​扇動​と​いう​の​は,映画​館​で『火事​だ』と​叫ん​で​集団​パニック​を​起こす​こと​や,宗教​家​が​殺人​を​指示​する​場合​に​当てはまる​でしょ​う。しかし,ロシア​の​法律​で​ターゲット​に​され​て​いる​人​たち​は,これ​に​は​当てはまり​ませ​ん」。―パターソン​博士(米国)。

  • 「ロシア​の​法律​は,自分​の​宗教​の​優位​性​を​非​暴力​的​な​方法​で​唱道​する​行為​を​過激​主義​の​側面​に​含め​て​いる​の​で,信教​または​信条​の​自由​に​関する​重要​な​国際​的​指針​に​背い​て​い​ます。この​規定​は,USCIRF(国際​的​な​信教​の​自由​に​関する​米国​委員​会)が​ロシア​の​過激​活動​対策​法​を『信教​の​自由​を​脅かす​大きな​要因』と​判断​し​た​大きな​理由​です。この​法律​の​別​の​規定​に​よっ​て『宗教​的​な​不和​を​引き起こす』行為​も​禁止​さ​れ​て​い​ます​が,その​文言​を​利用​し​て​布教​活動,特に​エホバ​の​証人​など,国家​に​好ま​れ​て​い​ない​宗教​グループ​の​布教​活動​が​禁止​さ​れ​て​い​ます」。―コスマン​氏(米国)。

  • 「宗教​の​唱える​真実​性​と​優位​性​に​制限​が​かけ​られ​て​いる​と​いう​こと​は,内心​の​自由​や​信条​を​持つ​自由​の​根幹​を​なす​もの​に​対し​て​制限​が​かけ​られ​て​いる​と​いう​こと​で​あり,その​制限​は​到底​正当​化​できる​もの​で​は​あり​ませ​ん」。―ベントゥーラ​博士(イタリア)。

  • ブライアン​・​グリム​博士

    「どの​宗教​団体​に​も,唯一​の​真理​を​持っ​て​いる​と​いう​考え​が​あり,それ​自体​は​危険​な​もの​で​は​あり​ませ​ん。むしろ,唯一​の​真理​を​持っ​て​いる​と​いう​考え​は,ほとんど​の​宗教​の​根幹​を​成し​て​い​ます」。―ブライアン​・​グリム​博士(米国)。宗教​の​自由​と​商業​財団​法人,会長。ロンドン,セント​・​メアリーズ​大学,客員​教授。トニー​・​ブレア​・​フェース​財団,アドバイザー。ジョージタウン​大学,宗教​自由​プロジェクト,準​研究​員。ボストン​大学,文化​・​宗教​・​世界​情勢​研究​機関,提携​研究​員。

  • 「信教​の​自由​に​は,自分​の​信仰​し​て​いる​宗教​が​真実​で,最善​または​唯一​の​真理​で​ある​こと​を​宣明​する​権利​が​含ま​れ​ます。これ​は​他​の​人​に​とっ​て​不快​か​も​しれ​ませ​ん​が,信者​が​他​の​人​に​考え​を​押し付け​たり​強制​し​たり​し​ない​限り,自分​の​信条​の​真実​性​を​宣明​する​権利​は​あり​ます」。―キャロリン​・​エバンズ​博士(オーストラリア)。メルボルン​法科​大​学院,学部​長,ハリソン​・​ムーア​教授​職。「Religion and International Law(宗教​と​国際​法)」,共同​編集​者。「Law and Religion in Historical and Theoretical Perspectives(歴史​および​理論​的​視点​から​見​た​法律​と​宗教)」,共同​編集​者。

  • ウィリアム​・​キャバノー​博士

    「自分​の​宗教​の​真実​性​を​語る​こと​が『過激​主義』で​あれ​ば,ほとんど​の​信者​が​有罪​に​なる​でしょ​う」。―ウィリアム​・​キャバノー​博士(米国)。デポール​大学,世界​カトリシズム​および​異​文化​神学​理論​センター​長,カトリック​研究​教授。

  • ジョン​・​A​・​ベルンバウム​博士

    「自分​自身​の​信条​の​真実​性​を​唱道​する​こと​は『宗教​的​な​過激​主義』で​は​なく,むしろ​自分​の​持っ​て​いる​価値​観​を​大切​に​し​て​いる​こと​の​表われ​です。これら​の​価値​観​が​他​の​信条​や​宗教​に​不​寛容​な​もの​で​ない​限り,基本​的​人権​と​し​て​当局​者​たち​に​よっ​て​擁護​さ​れる​べき​です」。―ジョン​・​A​・​ベルンバウム​博士(米国)。モスクワ​の​露​米​インスティテュート,学長。

エホバ​の​証人​は​市民​と​し​て,専門​家​や​学​者​の​間​で​どの​よう​な​評判​を​得​て​い​ます​か。

  • 「幾つ​か​の​国​に​おける​エホバ​の​証人​を​研究​し​た​結果,彼ら​が​平和​的​で​法律​を​守る,社会​に​積極​的​に​参加​する​市民​で​あり,その​地域​社会​の​主流​派​宗教​に​配慮​し​つつ​も​自分​たち​の​宗教​信条​を​信じ​自由​に​表明​する​権利​を​守る​ため​に​努力​し​て​いる​こと​が​分かり​まし​た。特に​彼ら​の​法律​の​分野​に​おける​取り組み​は,他​の​多く​の​少数​派​だけ​で​は​なく​主流​派​の​宗教​を​信じる​個人​や​集団​の​信教​の​自由​に​貢献​し​て​き​まし​た」。―エフィー​・​フォカス​博士(ギリシャ)。ロンドン​・​スクール​・​オブ​・​エコノミクス,ギリシャ​研究​所,研究​員,宗教​フォーラム,初代​ディレクター(2008‐2012)。ギリシャ​欧州​外交​政策​財団,「欧州​の​正教​国​に​おける​多元​的​共存​および​宗教​の​自由」(PLUREL),元​マリー​・​キュリー​・​フェロー。

  • 「わたし​は​エホバ​の​証人​に​つい​て​の​歴史,教え,慣習​を​学​者​と​し​て​知っ​て​いる​だけ​で​なく,日々​の​暮らし​の​中​で​の​人となり​も​知っ​て​い​ます。隣人,知り合い,同僚​に​も​エホバ​の​証人​が​い​ます。わたし​の​周辺​で​は​彼ら​の​評判​は​とても​良い​もの​です。彼ら​は​法律​を​遵守​し​ます。彼ら​は,政治​的​見解​や​宗派​に​関係​なく​誰​と​も​上手​に​付き合い​ます。彼ら​は​自分​たち​の​宗教​コミュニティー​の​関心事​や​ニーズ​だけ​に​目​を​留め​たり​は​し​ませ​ん。エホバ​の​証人​は​国​の​政治​に​は​かかわり​ませ​ん​し,政治​当局​へ​の​評価​も​控える​人​たち​です​が,市民​と​し​て​国内​の​出来事​に​無​関心​と​いう​こと​で​は​あり​ませ​ん。彼ら​は,伝統​的​で​普遍​的​な​クリスチャン​の​価値​観​を​唱道​する​こと​で,社会​の​進歩​に​大きく​貢献​し,福祉​を​増進​し,社会​の​安定​を​促進​し​て​いる​と​思い​ます。家族​を​大事​に​する​彼ら​は​配偶​者​に​忠実​で​あり,親​を​愛し,責任​を​もっ​て​子育て​を​行なっ​て​い​ます」。―フィリポビッチ​博士(ウクライナ)。

  • 「わたし​の​英国​で​の​知り合い​の​エホバ​の​証人​は,しっかり​と​し​た​仕事​に​就き,ごまかし​たり​せ​ず​税金​を​きちんと​払い​ます。神​の​律法​に​矛盾​し​て​いる​と​判断​する​限ら​れ​た​場合​を​除き,彼ら​は​法律​を​守る​こと​を​宗教​上​の​義務​と​みなし​て​い​ます」。―クリサイディス​博士(英国)。

  • 「宗教​学​者​と​し​て​さまざま​な​宗教​を​調べ​た​結果,わたし​は​エホバ​の​証人​が​攻撃​的​な​組織​で​は​ない​こと​を​理解​し​て​い​ます。むしろ​彼ら​は​平和​主義​的​な​宗教​団体​で,その​信条​ゆえ​に,政治​に​参加​し​たり​議論​し​たり​は​せ​ず,決して​国政​に​干渉​も​し​ませ​ん。彼ら​は,さまざま​な​企業​や​組織​で​誠実​に​働き,税金​を​正直​に​納め​て​政府​を​支援​し,自然​災害​や​社会​的​災害​など​が​発生​し​た​とき​に​自国​の​市民​を​援助​する​こと​で​社会​に​貢献​し​て​い​ます」。―エルバキアン​博士(ロシア)。

  • 「長年,多く​の​エホバ​の​証人​と​出会い​まし​た。実際,人権​に​関する​修士​課程​で​一番​優秀​だっ​た​学生​の​1​人​は​若い​エホバ​の​証人​の​女性​で,彼女​は​ロシア​に​おける​信教​の​自由​に​関する​素晴らしい​論文​を​書き上げ​まし​た。わたし​の​経験​上,エホバ​の​証人​は​模範​的​な​行ない​と​礼儀​を​わきまえ​て​おり,わたし​が​彼ら​の​信条​に​同意​し​なく​て​も​感情​を​害し​たり​し​ませ​ん」。―バウリング​教授(英国)。

  • ブルーノ​・​セグレ​氏

    「これ​まで​60​年​に​わたっ​て​大勢​の​エホバ​の​証人​を​擁護​し​て​き​た​個人​的​な​経験​から​言う​と,彼ら​と​聖書​に​関する​意見​は​異なり​ます​が,わたし​は,彼ら​が​とても​高い​道徳​規準,堅固​な​信仰,および​平和​的​な​活動​を​特徴​と​する​人​たち​だ​と​常​に​考え​て​き​まし​た」。―ブルーノ​・​セグレ​氏(イタリア)。弁護​士。リンコントロ​誌,編集​長,ジャーナリスト。信徒​協会​の​トリノ​評議​会,名誉​会長。「ジョルダノ​・​ブルーノ」思想​の​自由​に​関する​全​伊​協会,名誉​会長。

  • 「エホバ​の​証人​に​関する​博士​号​の​論文​や​科学​的​な​ジャーナル​記事​を​書く​ため,エホバ​の​証人​の​会衆​に​何​年​か​参加​し​観察​し​た​こと​が​あり​ます。エホバ​の​証人​は,住ん​で​いる​国々​に​おける​正直​な​良い​市民​と​言え​ます。国​の​政治​に​参加​し​ませ​ん​が,税金​は​払い​ます。時​に​は​地元​の​消防​活動​の​ボランティア​を​行なっ​たり,フランス​の​オランジュ​や​ボレーヌ​で​発生​し​た​洪水​など,自然​災害​が​発生​する​と​被災​者​たち​の​援助​を​行なっ​たり​し​ます。それ​は​助け​た​人々​の​中​から​新た​に​信者​を​獲得​し​よう​と​し​て​いる​の​で​は​あり​ませ​ん。ただ,人々​を​助ける​ため​に​行なっ​て​いる​の​です。エホバ​の​証人​は​輸血​の​代替​療法​の​研究​を​後押し​し​て​い​ます​が,その​研究​の​成果​は​エホバ​の​証人​で​は​ない​人​の​ため​に​も​なっ​て​い​ます」。―デリクブール​博士(ベルギー)。

  • 「エホバ​の​証人​は,良心​的​で,法律​を​守る​市民​と​し​て​評判​です」。―ノックス​博士(英国)。

  • 「エホバ​の​証人​を​とても​尊敬​し​て​い​ます。彼ら​は​誠実​で,平和​を​愛し,神​に​誉れ​を​帰す​こと​を​真剣​に​望ん​で​おり,他​の​人​の​ため​に​よく​働き​ます。彼ら​の​正直​さ​や​勤勉​さ​ゆえ​に,エホバ​の​証人​を​雇用​し​たい​と​考える​雇い主​たち​を​実際​知っ​て​い​ます」。―デービス​博士(米国)。

  • 「エストニア​に​おける​エホバ​の​証人​の​状況​を​見る​と,何十​年​か​かけ​て​彼ら​に​対する​一般​的​な​見方​が​変化​し​て​き​た​こと​が​分かり​ます。今​は,消極​的​な​イメージ​が​ない​から​です。政教​が​分離​し​て​いる​多​宗教​的​な​今日​の​社会​に​おい​て,エホバ​の​証人​は​多く​ある​宗教​グループ​の​1​つ​と​し​て​認め​られ​て​い​ます」。―リングベー​博士(エストニア)。

  • 「エホバ​の​証人​は​社会​の​一員​と​し​て​の​役割​を​平和​的​に​果たし​て​い​ます」。―クラーク​教授(米国)。

  • 「悲しい​こと​に,エホバ​の​証人​に​対する​迫害​は,非常​に​原始​的​かつ​単純​な​論理​に​基づい​て​い​ます。エホバ​の​証人​は,彼ら​の​教理​や​行ない​に​つい​て​ほとんど​何​も​知ら​ない​特定​の​人​たち​から​嫌わ​れ​て​い​ます。と​は​いえ,捜索​や​査察​の​対象​に​なっ​たり,書籍​や​雑誌​が​没収​さ​れ​たり,過激​主義​的​で​ある​と​宣言​さ​れ​たり​し​て​も,ロシア​の​エホバ​の​証人​は​法​の​枠内​に​とどまり​続け​て​い​ます」。―ルンキン​博士(ロシア)。

  • 「エホバ​の​証人​と​それ​ほど​接し​た​こと​の​ない​人​たち​は,彼ら​の​家​から​家​に​行なう​布教​活動​しか​知ら​ない​か​も​しれ​ませ​ん。時​に​は​うっとうしく​思え​て​も,エホバ​の​証人​が​戸口​を​訪問​する​権利​は,民主​的​な​社会​で​の​暮らし​の​一部​で​ある,と​いう​こと​を​わたし​は​すぐ​人々​に​気づか​せる​よう​に​し​て​い​ます。エホバ​の​証人​が​裁判​所​で​自分​たち​の​権利​を​法的​に​擁護​し​て​いる​ゆえ​に,わたしたち​の​言論​の​自由​の​保護​領域​が​広がっ​て​いる​こと​に​感謝​し​なけれ​ば​なり​ませ​ん」。―バラン​博士(米国)。

  • 「わたし​は​主​に​米国​の​エホバ​の​証人​に​精通​し​て​い​ます。彼ら​は​社会​に​とても​貢献​し​て​おり,有名​な​バーネット​事件​など​を​通し​て,市民​的​自由​の​ため​に​立ち上がり,憲法​修正​第​1​条​の​理解​に​大きな​役割​を​果たして​き​まし​た。皮肉​な​こと​に,ロシア​が​恐れ​て​いる​の​は,彼ら​が​市民​的​自由​を​擁護​し​て​き​た​その​歴史​な​の​か​も​しれ​ませ​ん」。―ラビッチ​教授(米国)。

  • 「アメリカ​法​の​歴史​研究​を​通し​て,わたし​は,憲法​で​市民​的​自由​が​守ら​れる​よう​エホバ​の​証人​が​払っ​て​き​た​多大​な​貢献​に​感謝​する​よう​に​なり​まし​た。彼ら​が​自由​に​信仰​を​表明​する​権利​を​固く​推し進め​て​き​た​こと​で,すべて​の​アメリカ​人​に​憲法​修正​第​1​条​の​権利​が​拡張​し​て​認め​られる​よう​に​なり​まし​た。彼ら​の​貴重​な​貢献​は​他​の​国々​で​も​同様​に​見​られ​て​おり,それ​は​自分​たち​だけ​で​なく​他​の​多く​の​宗教​組織​の​人​たち​の​利益​に​も​つながっ​て​い​ます」。―ピーターズ​博士(米国)。

  • アイン​・​リースタン​博士

    「わたし​の​国​で​ある​エストニア​に​おける​エホバ​の​証人​の​市民​と​し​て​の​評判​は​良い​もの​です。彼ら​は​社会​に​貢献​し,税金​を​払い​ます。法律​を​守る​社会​の​一員​です。兵役​に​は​加わり​ませ​ん​が,代替​奉仕(学校​や​病院​など​で​の​作業)の​制度​が​ある​の​で,そこで​社会​に​貢献​し​て​い​ます」。―アイン​・​リースタン​博士(エストニア)。タルトゥ​大学,神学​および​宗教​学部,新約​聖書​研究​の​講師。タルトゥ​神学​校,自由​教会​の​神学​および​宗教​の​歴史,准​教授。

  • 「わたし​は​個人​的​に​数​名​の​ギリシャ​人​の​エホバ​の​証人​と​親交​が​あり​ます。前​住ん​で​い​た​テッサロニキ​の​隣人​は​エホバ​の​証人​でし​た。どこ​に​い​て​も,わたし​は​証人​たち​に​対する​不当​な​迫害​に​反対​です。迫害​する​こと​は​わたし​の​道徳​観​に​そぐ​わな​い​の​と,エホバ​の​証人​が​概して​誠実​な​クリスチャン​で​あり,勤勉​で​忠実​な​人​たち​だ​から​です」。―グルーン​博士(オーストリア)。

  • 「わたし​の​エホバ​の​証人​と​の​経験​は​限ら​れ​て​おり,ほとんど​が​スペイン​で​の​もの​です​が,彼ら​は​誠実​で​正直​な​良い​人​たち​と​いう​印象​を​受け​まし​た。教義​に​関し​て​は​固い​面​も​あり​ます​が,理性​的​な​話し合い​の​できる​人​で​ある​なら,固い​信念​を​持っ​て​い​た​と​し​て​も​マイナス​要素​に​なる​わけ​で​は​あり​ませ​ん」。―マルティネス​・​トロン​博士(スペイン)。

  • 「エホバ​の​証人​など,信仰​を​持っ​て​いる​人​たち​は,住ん​で​いる​国​に​おける​建設​的​な​市民​です。この​宗教​コミュニティー​を​恐れる​理由​は​あり​ませ​ん。彼ら​を​差別​する​こと​など,明らか​に​不当​です」。―ベルンバウム​博士(米国)。

  • 「エホバ​の​証人​に​つい​て​わたし​が​感心​し​て​いる​点​は,彼ら​が​非​暴力​的​で​ある​と​いう​こと​と,国家​主義​や​国旗​崇拝​など​の​形​に​よる​偶像​崇拝​を​拒ん​で​いる​と​いう​ところ​です」。―キャバノー​博士(米国)。

  • 「ドイツ​社会​に​おい​て​の​話​です​が,彼ら​は​ほとんど​の​人​の​よう​に,普通​で,忠実​で​目立た​ない​市民​だ​と​しか​思っ​た​こと​が​あり​ませ​ん」。―ブレマー​博士(ドイツ)。

  • 「ヨーロッパ,そして​世界​中​に​おける​エホバ​の​証人​は,公益​を​追求​する​平和​的​な​団体​と​し​て​の​記録​を​残し​て​い​ます。その​ため,ロシア​に​いる​エホバ​の​証人​の​生活​に​対する​不当​かつ​大げさ​な​介入​は​全く​見当​違い​です。歴史​や​社会​科学​の​研究​に​も​裏付け​られ​て​いる​よう​に,エホバ​の​証人​は,法律​を​守る​非​暴力​的​かつ​忠実​な​市民​を​育成​し,社会​の​成長,団結,そして​発展​に​様々​な​面​から​貢献​し​て​いる​と​いう​素晴らしい​評判​を​得​て​い​ます。彼ら​の​自由​は,ロシア​だけ​に​とどまら​ず,世界​に​おける​過激​主義​と​の​闘い​に​おい​て​貴重​な​財産​に​なる​でしょ​う」。―ベントゥーラ​博士(イタリア)。

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