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良い知らせをアイルランドと英国の現地語で伝える

エホバの証人は,アイルランドや英国 *の現地語を話す人々に接するための特別な努力を払っています。それらの言語には,英語に加え,アイルランド語,スコットランド・ゲール語,ウェールズ語が含まれます。

2012年9月,エホバの証人の公式ウェブサイトjw.orgのデザインが一新され,アイルランド語やウェールズ語を含む多くの言語で利用できるようになりました。さらに2014年8月には,スコットランド・ゲール語も追加されました。また,エホバの証人はこれらの言語でさまざまな種類の聖書文書を印刷しています。こうした努力に対してどんな反応が見られるでしょうか。

一人の牧師はスコットランド・ゲール語の聖書に基づくパンフレットを受け取ると,すぐに声に出して読み始め,涙を流しました。なぜそこまで心を動かされたのでしょうか。翻訳の品質基準が高いことに驚いたのです。そしてこう言いました。「だれが訳したんですか。見事ですね!」

jw.orgにスコットランド・ゲール語が追加されて以来,最初の1か月で750人余りの人がその言語のページにアクセスしました。

アイルランド国立大学ゴールウェー校に勤務しているある講師はエホバの証人に対し,宗教には関心がないと言いました。しかし,「聖書 ― どんなメッセージを伝えていますか」という冊子がアイルランド語で入手できることを知ると,1冊欲しいと述べました。その人は,すべての人が母語で聖書文書を手に入れられるようにすべきであり,エホバの証人がアイルランド語を話す人々のために聖書文書を用意してきたのは立派なことだと述べました。

聖書に基づくウェールズ語の冊子を受け取った年配の女性はうれしそうにこう言いました。「実を言うと,英語の冊子を勧められていたら,もらわなかったと思います。でも,わたしの言語の冊子があるなんて素晴らしいです」。

2014年8月,jw.orgにウェールズ語の出版物がさらに追加されました。すると注目すべきことに,8月中,それらの出版物を読むためにサイトにアクセスする人の数が2倍に増えたのです。

「わたしたちは同じ言語を話します」

イエスから聖書を詳しく説明してもらった2人の弟子は,興奮してこう言いました。「あの方が道でわたしたちに話してくださった時,わたしたちのために聖書をすっかり解いてくださった[または,はっきりと説明してくださった]時,わたしたちの心は燃えていなかっただろうか」。(ルカ 24:32)聖書の真理が自分の言語ではっきり説明されるのを聞いて生き方を大きく変える,という人は少なくありません。

エミールという男性はウェールズ出身です。妻はエホバの証人ですが,エミールは妻の宗教に一切かかわろうとしませんでした。しかし後に,ラッセルというエホバの証人と友達になります。なぜ態度を変えたのかについて,エミールはこう語っています。「ラッセルが『聖書は実際に何を教えていますか * という本を持ってきた時,聖書を真剣に学んでみることにしました。彼はわたしに本を渡し,『これはウェールズ語ですよ。この本で一緒に学びましょう,今すぐに』と言いました」。エミールがラッセルの率直な勧めに引かれたのはなぜでしょうか。こう説明しています。「わたしたちは同じ言語を話しますし,同じ文化で育ったので,分かり合えるんですよ」。母語のウェールズ語で聖書について話し合った際,エミールの心は「燃え」ました。聖書の教えに関する説明をはっきりと理解できたからです。

エホバの証人は今後も,人々が母語で神について学べるよう支援してゆきます。母語は人の心を動かすのです。

^ 2節 ここでの英国とは,イングランド,スコットランド,ウェールズを指しています。

^ 11節 エホバの証人が発行している聖書研究用の出版物。